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かなり復活した。まだおなかはピイーゴロいうが。
昨日は病院に行くまでを話したっけ?
食中毒になると、とにかく下痢が凄い。
立った瞬間に、ウンコが漏れる。
あーまただ。トイレまで肛門を絞められない。
肛門のわずかな隙間から洩れてしまう。
例えると、おしっこがお尻からチョロチョロ
流れる感じ。わかるかな?
もう少し詳細に説明すると・・・必要ないか。
俺は、最後のパンツに着替え、お気にいりの
ドルガバのGパンをはき、
(こんな時に、普通のGパン履けばいいのに・・・)
イブサンローランの皮のバックを持ち病院に向かった。
タクシーに乗って病院に向かった。
乗ってる間にも、チョロチョロ来る。
Gパンを汚したくなかったので、ずらした。
タクシーの座席は汚れるが、違う人のせいに
すればいいと思った。
ついた病院は大きな総合病院だった。
俺は、何とか漏らさないように、
内またで歩きながら受付を探した。
すぐに見つかった。
しかし、何と説明したらいいかわからない。
とりあえず、アイアムジャパニーズ、
アイアムシック、プリーズコール
ジャパニーズスタッフと言った。
すぐに理解してくれて佐藤さんという男性が出た。
佐藤さんは、緊急性をすぐに理解してくれて、
2階の受付で受付をして、
209に受付用紙を出して待てという。
俺は言われた通り、2階の受付に行った。
受付という単語がわからないので、
「おなかが痛い。お願い」
と言ったら、209へ行けという。
209の受付にいったら、そこの受付で
書類をもらってもう一度来いという。
くそーどっちなんだ。その間もヒア汗タラタラ、
おなかきりきり、内また状態なのだ。
俺は頭にきて、受付の女に、ドキュメントくれと言った。
女はふてくされて、俺がなぜか手にしていた
書類をとり、そこへ記入しろという。
え?最初から俺はこれをもっていたの?
1階の受付でもらったやつ。
この女はバカか、それとも、不親切なのか?
とにかく、病院内ではずっとこの調子だった。
悪気はないのかもしれないが、想像力と親切心がかける。
でも、日本でも外国人に関してそうなんだろうなー。
書類は、わかるところを書いて209の受付に提出した。
診察室に入った。
先生は、一目見て・・・
「これは駄目だな。もうすぐ死ぬな」といった。
えーそんなに脱水ってひどいのかー(泣)
と、絶望のふちに落とされたら、
前の患者のことだった。
点滴して2,3日入院しましょう、ということになった。
助かったー。
帰れと言われたらどうしようと思っていた。
とても帰る体力は残っていなかった。
治療室で1本点滴を打ち、病室に向かった。
俺は、歯ぎしりがひどい、うなされて叫ぶ、
夜歩きをするなど
適当な嘘を並べた。
周りが迷惑するので、個室にしてほしいと頼んだ。
こういうのは得意だった。
ベットに横になった。5分ほどするとナースが2名できた。
ハーイ・・と弱弱しくあいさつ。
体温、血圧を調べて帰った。
その5分後、別の看護婦二人組。
何かを記入する用紙を持って来た。
言われるままにサインした。
その3分後、
4人くらいの制服の色の違うナースが意味もなく
やってきて、食っちゃべって帰って行った。
その直後、かなりしっかりした感じのナース2名が、
説明、点滴新規などをしていった。
この病院はどうなているのだ?
一人の患者に10人のナースが付くのか?
実は次の日さらに、ナースの数は増し、
来るたびに顔を見たことがない看護婦ばかり。
2泊3日の入院のうち、おびただしい数の看護婦、
掃除人、食事係、お茶係が出入りしたのだった。
おれは、絶対に誰かが何かをしでかすと恐れた。
この数で、この出入りで、
まともに病状の伝達ができるわけがないと思った。
その予感は的中した・・・・
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