2009年の話です。
食中毒。これをやってしまった。
話は6日ほど前に遡る。
6日前:
夕飯を6時ころ食べた。中華風ラーメン、260円。
うまい。
その後、デザート代わりに、ゴディバのシエクを一気飲み。
これは、スタバにはない感触と重量感。
10分ほど散歩して、家に帰る。
家で、ウイスキーのロックを作り2杯飲む。
おつまみの豆を食べる。やめられない止まらない。
小さな袋をきっては口入れ、きっては口に入れる。
本を読む。夢中になる。
何かおなかがおかしくなってきた?
変だなー。トイレに行く。少したつ。
またトイレに行きたくなる。
おなかがきりきり痛み出してきた。
おなかが冷えたのかなと思い、
ベットで丸くなり様子をみる。
しかし、時間とともに痛みがどんどん強くなる。
ヒア汗が出てくる。
おなかがごろごろなる。
俺の脳裏に、食中毒、の3文字が浮かぶ。
この言葉だけは、思い出すまいと思っていた言葉。
俺にとっては、短小、包茎、早打ち、役立たず、
のことばよりつらい経験があるからだ。
この症状、この感じ、過去に一度経験した。
その時は、イカに当たった。ある居酒屋。
「このイカ黒いなー、古くねーか」
「何言ってんの、イカは黒いんもんだよ」
ほかのやつはイカに手をつけなかった。
しかし、イカに目がない俺は皆の分まで平らげた。
その結果俺だけが食中毒。
その時は、病院までたどり着けないで、
車から投げ出され、路上でのたうちまわった。
苦しくて目が開けられなくて運転できないのだ。
下からうんこ、口からげろ。
周りは女子高生。
「何この人、きたねー」
「わー。いやだー」
なんにやってんだ、助けてくれ、苦しいんだ!
救急車呼んでくれ。女子高生はなにもしてくれなかった。
俺はのたうちまわった。そのうち、妻が駆けつけてくれ
病院に行った。
その時の恨みか、
女子高生をみるとなぜかうんこをぶつけ汚したくなる。
深夜
迷った。病院に行くか行くまいか・・・
病院を探す力もでない。
行ってもまともに口は利けない。
トイレは生き行きっきり。立つだけで、
水のような便が漏れる。
着替えるパンツがなくなってきた。
トイレットペーパーをおむつのように折り
紙風に作ろうとするがうまくいかない。
なぜかミスタービーンを思い出した。
結局、トイレットペーパーをパンツに敷き汚れた
パンツをはいた。
トイレから戻り、布団に入ろうと思ったら、
布団が黄色い。
まずい!ホテルの布団を汚してしまった。
おねしょならまだしも、あのお客、
うんこをもらしやがった。
と噂にされたら生きていけない。
「あなたの職業はなんですか」
「私は働いていません。ただの旅人です」
そう、クールに決めていたのに、
ただのうんこもらしやローになってしまう。
俺は恐怖のどん底に落ちて行った。
が、すぐに気を取り直し、苦し身を我慢し、
なべに水を汲み、ベットに持ってきた。
そして、タオルで拭こうとしたら、
手が滑り、鍋をひっくり返してしまった。
まずい、被害がさらに大きくなった。
おなかはさらに苦しく痛む。
しかし、ベットのぬれたのを何とかしなければならない。
すぐに、バスタオルで水を拭き取った。
しかし、ぬれている。明日までに乾くか・・・
不安だ。俺はドライヤーをかけることにした。
そんなことに集中していたら、
おなかの激痛を忘れてきた。
夢中で、敷布団を乾かした。結局シミは残った。
脱力感と、腹痛でしにそうになってきた。
痛い、痛い、俺は正露丸を飲んだ。
しかし、効かない。
ガスターテンを飲んだ。効かない。この際だと思い、
ばふぁリンも飲んだ。
トイレ、よたよた歩き、お尻の穴が痛い。
ピーピー、パンツ脱ぐ、ビービー
水を飲む。おなか痛い。この繰り返しで、夜が明けた。
9時まで我慢し、タクシーで日本語の話せる病院を探し、
行った。
しかし、本当の悪夢はまだ始まったばかりだった。
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