平です、
ファミリーオフィスでの授業ではよく
仙人さんが幼少期に体験したエピソードを話されます。
そのエピソードは、
とてもためになる内容であり、
私たちに多くの教訓を与えてくれます。
あなたも以下の2つのエピソードから
大切なエッセンスを抽出し、糧にしてください。
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<エピソード1:借金のお願い>
私が小学生の頃、
いつも仲良く遊んでいた友人の母親が
とてもお金に困っていました。
その子にお父さんはいません。
母親がシングルマザーとしてその子を育てていました。
ある日、
その友人の母親が私の家を訪ねてきました。
「お金を貸して下さい」
そう言われました。
私の母親は借金を嫌い、
お金を借りるのもいけない。
お金を貸すのもいけない。
という信条の人です。
なので、
小さいながら私は
「ママはどうするのかな」
とそばで興味を持って聞いていました。
すると、
母親はお金をその友人の母親に渡していました。
なんと最終的にお金を貸すのではなく、
あげていたのです。
そこで私は、不思議に思い聞きました
「どうしてあげたの?」
すると私の母親はこう答えました。
「お金は絶対に貸借りしてはいけない。
だから、その人が困っていたらあげるしかないんだよ」
<エピソード2:泥棒>
以前に一度、私の家に泥棒が入り
数十万単位のお金が盗まれたことがあります。
数ヶ月後その泥棒が捕まりました。
そして、
お金を返してもらうか裁判にするかという話になりました。
その時母親はこう言いました。
「お金は返さなくても良い。
裁判にもしなくていい」
額が額だったので、
私はそれを聞いて怒りました。
「お金がもったいないじゃないか!!」
それでも母親は
「いやダメだ」の一点張り。
ここで言われた言葉が印象的です。
「あなたもいつか悪いことをするから」
「その時に私は追い詰められたくない。
こうゆうことを前払いしておいたら、
あなたが悪いことをした時にママが救われるの」
私は反論しました。
「僕は絶対悪いことなんかしない!」
その時でこそ反論をした私ですが、
結局私はしていました。
そして驚いたことに確かに許されていたのです。
母親は言いました。
「人がお金で困っていたら渡すことも大切。
誰かが過ちを犯した時に許すことも大切」
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お金に対しての姿勢は、感情に表れます。
多くの人は誰かにお金を盗まれると、
怒り狂い裁判を起こします。
それがどんなことであれ、許さなければいけません。
人は皆、過ちを犯します。
その時に自分が許されたければ、
先に許す必要があるのです。
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