2014年11月19日水曜日

体験エピソードから借金マインドセットを学ぶ

平です、
ファミリーオフィスでの授業ではよく
仙人さんが幼少期に体験したエピソードを話されます。

そのエピソードは、
とてもためになる内容であり、
私たちに多くの教訓を与えてくれます。

あなたも以下の2つのエピソードから
大切なエッセンスを抽出し、糧にしてください。

==================================
<エピソード1:借金のお願い>

私が小学生の頃、
いつも仲良く遊んでいた友人の母親が
とてもお金に困っていました。

その子にお父さんはいません。
母親がシングルマザーとしてその子を育てていました。

ある日、
その友人の母親が私の家を訪ねてきました。

「お金を貸して下さい」

そう言われました。

私の母親は借金を嫌い、

お金を借りるのもいけない。
お金を貸すのもいけない。

という信条の人です。

なので、
小さいながら私は

「ママはどうするのかな」

とそばで興味を持って聞いていました。

すると、
母親はお金をその友人の母親に渡していました。

なんと最終的にお金を貸すのではなく、
あげていたのです。

そこで私は、不思議に思い聞きました

「どうしてあげたの?」

すると私の母親はこう答えました。

「お金は絶対に貸借りしてはいけない。
 だから、その人が困っていたらあげるしかないんだよ」



<エピソード2:泥棒>

以前に一度、私の家に泥棒が入り
数十万単位のお金が盗まれたことがあります。

数ヶ月後その泥棒が捕まりました。

そして、
お金を返してもらうか裁判にするかという話になりました。

その時母親はこう言いました。

「お金は返さなくても良い。
 裁判にもしなくていい」

額が額だったので、
私はそれを聞いて怒りました。

「お金がもったいないじゃないか!!」

それでも母親は

「いやダメだ」の一点張り。

ここで言われた言葉が印象的です。

「あなたもいつか悪いことをするから」

「その時に私は追い詰められたくない。
 こうゆうことを前払いしておいたら、
 あなたが悪いことをした時にママが救われるの」

私は反論しました。

「僕は絶対悪いことなんかしない!」

その時でこそ反論をした私ですが、
結局私はしていました。

そして驚いたことに確かに許されていたのです。

母親は言いました。

「人がお金で困っていたら渡すことも大切。
 誰かが過ちを犯した時に許すことも大切」

================================


お金に対しての姿勢は、感情に表れます。

多くの人は誰かにお金を盗まれると、
怒り狂い裁判を起こします。

それがどんなことであれ、許さなければいけません。

人は皆、過ちを犯します。

その時に自分が許されたければ、
先に許す必要があるのです。

0 コメント: