今日の記録から物語は一気に佳境に入ってきます。
私は、一日考えました。
本当にこの話を公開した方が良いのか・・・
なぜかといいますと、私が話すことで、
私だけではなく家族をも巻き込んでしまうからです。
私自身はなにを言われてもかまわないのですが、
家族はそういうわけにはいきません。
子供も成人し、私のブログを見ているかもしれません。
家族のことをあからさまに書いても良いのか悩みました。
書かなければ、私の考える胆の部分を理解してもらえない。
しかし、書けばまた波風が立つ。
正直今も迷っています。
私は考えました。そして結論に達しました。
今日は書きます。
しかし、明日はどうなるかわかりません。
今日の記録を明日になれば消してしまうかもしれません。
書き換えてしまうかもしれません。
自分でもわからないのです。
もし、良かったら今日の記録を読んだ感想をお送り下さい。
あなたの考えを聞かせてください。
自分だけの世界に入り込みたくありません。
あなたの意見を聞いたらかといって、
私の意志が変わるわけではありませんが、
まったく意味のないことをお話ししていっても
仕方がありません。
私は、孤独の旅の記録を通し、
生きる意味とはなにか?
本当の自分とはなにか?
コアとはなにか?
生きていく上で最も大切なことをお話ししたいと思っているのです。
私が第2の人生を歩む上で、避けて通れない道なのです。
2008/12/21 韓国釜山 2
今日一日で35000円も使ってしまった。
このままでは1年間持たない。節約しなければ・・・
しかし、俺は本当に節約ができない。
質素・倹約・貯金・節約・・・・これらの言葉と無縁の暮らしをしていた。
この記録はMrxが毎日見ている。
俺のお金の使い方がなっていないので、一つのツールを送ってくれた。
孤独の旅支出記録というものだ。
宿泊費、交通費、食費、かっこつけ費、その他
の項目からできている。
エクセルでできているこのシートに毎日の支出の記録を
つけていってください。という、メールだった。
正直めんどうだな、まあ、適当につけておくか、どうせわからないし。
と思っていた。
しかし、Mrxは千里眼なのか、人の心が読めるのか、
平さん、適当につけるならつけない方が良いです
確実に使ったお金を1円単位で付けていって下さい。
こういわれた。
家計簿を付けていくと、毎日どのくらいお金を使っているか、
それを知るだけでも変化が現れた。
記入していくとムダが分かる。
なぜか、お金を使うときに本当に必要か考えるようになった。
日本にいるときはお金を使うとき、考えもしなかった。
ほとんどクレジットカードで支払っていた。
なので、いったい毎月いくら使っているのかわからなかった。
2年もしないうちにチタンカードが届けられたので、
相当のお金だったと思う。
お金を湯水のように使った。
とは、このことだろうな。
この日、福岡である女性と知り合いになった。
彼女は26才。病院で事務をしているといった。
月給が18万円。経費を引かれると手取りで11万円だそうだ。
いったいどうやって食べているのか。
自宅なのでやっていけるといっていたが、
借金はないのか聞いた。
あるという。
クレジットで、服などを買い、脱毛のためにエステサロンに支払った。
脱毛だけで80万円ほど使ったらしい。
これだけで毎月9万円の返済。
11万円の手取りで9万円の返済。どうやって返すのか。
しかし、私だけではないという。
普通の人は毎月15万円とか30万円で暮らしている。
思い起こしてみれば俺もそうだ。
月々35万円。手取り30万円で家族4人、住宅ローンを払いやっていた。
普通に暮らしていたのだ。
しかし、旅に出る前、銀座などに飲みに行けば一人10万円ではきかない。
食事に行き何件かクラブ、キャバクラに行けば30万円は消える。
一晩で、普通の人の給料を飲み食いで使っていた。
しかも、その飲み食いが何かの役に立てば良いのだが、
ひたすら、自分の快楽のため。
付き合いだ、仕事といい訳をしてみてもそうではない。
自分が行きたいから行っていた。
女にほめられ、自分がお金持ちだと自慢し、
年収5億円だといいふらしていた。
それがどれだけバカなことで、むなしい事かは自分でも感じていた。
しかし、楽しいのでやめられない。
また、お金もあるので苦にならない。
そんな生活を2年間も繰り返していた。
気がついたときには、会社は赤字に転落していた・・・
しかし、快楽をやめることが出来なかった。
そんな生活を断ち切りたいという思いもあり旅に出ようと思った。
良い服を買い、最高のホテルに泊まり、女性と遊び、
高い食事と高級ワイン、ブランドの時計、最高級車・・・
贅沢の限りを尽くした。そういう人間は最低の人間と思っていた。
それが自分だった。
今日決めたことがある。
1.支出を毎日付ける。ムダなお金がないか確認。
あったとしたら、次からそれを使わないようにする。
2.銀座や六本木のクラブ、キャバクラに行かない。
仕方がなく行くことがあっても女を口説かない。
自分がお金持ちだということを口が裂けてもいわない。
行く場合も必ず割り勘にする。
3.欲望のままに生きない。
欲しいものをはっきりさせそれを書き出す。手に入れようと思う。
しかし、手に入る段階になったら本当に欲しいか、
必要なのか、もう一度考える。
欲しい=手に入れる。という感情のままに生きるのをやめる。
4.支払い
誰かと食事に行くときはほぼ俺が支払った。
それがかっこいいと思っていたし、
お金を持っているものが払うべきだと錯覚した。
少し休んで、家族について考えてみる。
韓国釜山 3
尊敬される存在になりたいと思って頑張ってきた。
思いやりがあるほうではない。下手をすると全くないかも知れない。
自分をいいように表現するのも嫌いだ。
なぜか、嫌われるように振る舞ってしまう、
あまのじゃくのようなところがある。
子供の教育もしたことがない。相談にすら乗ったこともない。
ひたすら働いてその姿を見せてきただけだ。
子供は、お母さんと仲良く暮らしている俺をみて安心していた。
うちは理想的な家庭だ。そう思ってたはずだ。
それが根底から崩れたのだからかわいそうな事をしたと思う。
実は俺もその時期を経験した。
俺が20年間勤めていた会社の社長は母の面倒を見てくれていた。
俺たち家族にとてもよくしてくれた。尊敬できる人だった。
俺はうすうすは感じていたが、社長と母は体の関係はないと信じていた。
それがある日、はじめから体の関係があったことが分かった。
本人達から聞いた。
ショックだった。
社長をなじった。
母はうなだれているだけだった。
母は何も出来ない人間だったので今思えば仕方がないと思う。
母なりに頑張ったのだ。
しかし、世の中には母親だけで家族を養っている人は沢山いる。
苦労して働いて、子供を育てている母親は沢山いる。
なぜ、俺の母はそれができなかったのか。
信じていた社長には裏切られた気持ちだったが、
その後も母を大切にしていたので怒りの気持ちは薄れていた。
しかし、会社が倒産するとき、私と兄を借金地獄に巻き込んだ。
その後、会社の金をごまかしたといういわれのない理由で
私を包丁で脅し警察沙汰になった。
成功した私が憎くて仕方がないといった。
母は倒産した時社長に棄てられて、自暴自棄になっていた。
その時も妻が母を支えてくれた。
常に困ったとき助けてくれたのは妻だった。
俺はその妻さえも裏切った。
思い返せば返すほど、気持ちは落ち込んでいく。
消えてしまいたいと思った。
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