2009年5月8日金曜日

№3 悩んでいる

俺の現在の話をしようと思うのだが、どうしても手が止まる。
書こうと思えば思うほど手が進まない。

こんなことはかってなかった。
普通に書けばいいのに、何とか興味深く書こう、面白く書こう。

もっとみんなのためになるように書けないだろうか?

そんなことを考えていると、どんどん手が重くなる。

だるい。気が落ち込む。
なぜだろうか?

なぜなのか考えているうちに眠れなくなった。
目がさえてきた。夜中なのだが起きて書いている。

本当は進化の法則の決まりで、
夜は10時に消灯しなければならない。

すべての電気を消し、真の暗闇を作らなければならない。
ほんのわずかな光さえもあってはならない。

眠りほど大切なものはない。
真の暗闇こそが、深い眠りにつけるのだ。

俺は、今なにをしているのか?
俺は、何を考えているのか?

それを話すと約束した。そして、昨日のブログで、
絶望を一瞬で希望に変える方法を話すといった。

しかし、この話をして何になるのか?

実際に、この世の中に絶望している人間がいるのだろうか?

俺は、このブログを読んでいる人の現実を考えてみた。

いない。

俺のブログを読んでいる人の中にそんな人はいない。
もっと、もっと違うことで悩んでいる。
そして悶々としている。

自分ではどうしようもない現実に直面し、それでも歯を食いしばって
働いている。

社会のシステムに疲れ、政治家の無能さにあきれ果てている。

この旅の途中で様々な日本人と出会った。

日本の納税の仕組みに嫌気をさし海外移住した人。
早期退職し悠々自適な人生をおくっている人。
60才になってバックパックに目覚めた人。
ある国で40才以上も離れた女性と結婚した人。

みな、第2の人生を歩んでいる人達だ。

第2の人生。
そんなものが本当にあるのだろうか?

家族を養わなければならない。
親の面倒を見なければならない。
貯金も足りない。
会社に残れるかどうか不安がある。
毎日が退屈だ。目標も見失った・・・

多くの人が、自分の人生に悩んでいる。
もがいている。苦しんでいる。戦っている。

私にも夢がある。しかし、その夢を現実にするには、
犠牲にするものが大きすぎる。だから、なにもできない。

どうしようもないんです!
こんな叫びにも似たメールをいただいた。
俺は答えようがなかった。

俺は、自分に絶望し旅に出た。

絶望と書くと少し大げさかもしれないが、
少なくとも、自分自身に嫌気がさした。

俺は一人で旅をしたことがない。
常に誰かが一緒で、その誰かがなんでもやってくれた。

切符の手配、荷物持ち、現地のアテンドなど。
俺は、殿様だった。

しかし、今回は俺一人の旅だ。
ガイドブックも持っていない。
言葉もできない。

バスにも乗ったことがない。切符の買い方もわからない。

出発の日が来て、俺は旅に出た。
1日目にして、旅をやめようと思った。

無理だ。俺にはできない。なにもできない。
孤独に耐えられない。
もういい、帰ろう。帰って田舎で静かに暮らそう。
そう思った。

しかし、帰れなかった。

恥ずかしくて帰れるはずがない。
お葬式までやったのだ。どの面を下げて帰れるだろうか・・・
何の成果も上げていないのだ。

とにかく、前に進もう。
少しずつで良いから前に進んでみようと思った。

Mrxから旅の課題が毎日メールでやってくる。
そのメールを見る度に気が滅入る。

何のためにそこに行くの?
いったいそこはどこ?
どうやっていけばいいの?

そこになにがあるの!

俺は、焦燥感と戦いながら課題をこなしていった。

俺は、このブログを書いていて、今気がついた。
俺の旅の過程こそが大切なのだ。

皆が欲しいものはよくわかる。
俺もみなと同じ道をたどってきたのだから。

しかし、欲しいものを差し上げてもなにも解決しない。
今現在の問題は解決するかもしれないが、ただそれだけだ。

答えは必要ないのだ。

旅の過程。
俺がなにを考え、その考えをどうやって乗り越えて来たのか?

過程こそが、悩みを解決して行く唯一の方法なのだ
しかもその方法は永遠に使える。その場限りのものではない。

人はすぐに答えを求める。

俺がそうだった。
過程はどうでもいい、とにかく答えを教えてくれ。

しかし、答えを知ってもなにも得ることはできない。
得ることができるのは、答えだけだ。

次の機会も答えを求める。次も、またその次も・・

そして、なにもできない人間に成りはてるのだ。

俺は間違いをするところだった。
答えをすぐに求めないで欲しい。

このブログが終るころには、
あなたは、すべての答えを手に入れているはずだ。

どんな試練も乗り越えられる肉体。
どんな難関も乗り越えられる精神力。
すべての人の心を揺り動かす力、感情を支配する力。

肉体、感情、そして精神。
この3つをあなたは手に入れることができる。

お金を儲けるとか、成功するとかいう次元ではない。

これから生きていく上で、
必要なすべてを手に入れることができる。

大げさではなくそう思うのだ。

孤独、進化、第2の人生。そのすべてを話そう。

なので、旅のはじめからお話しすることにした。

しかし、私は気が変わりやすいので、
途中で、また、現在に戻るかもしれない。
途中でまた旅に出るために出かけるかもしれない。

その時は許して欲しい。

大切な話があったら、旅の話を切り替えすぐにする。
だから、じっくり腰を据えて聞いて欲しい。

孤独の旅は、俺だけの旅ではない。

俺とmrxの共同の旅でもあり戦いでもある。
mrxも24時間態勢で俺の旅を支えてくれている。
どんな危険が待ち受けているかわからないからだ。

それでは、孤独の旅をはじめよう。

第1章 旅立ち
一本のメールから旅ははじまった。

平さま、旅に出て下さい。

旅が全てを教えてくれると思います。
1年の間に平さまの中で、全て気持ちの整理がつくと思います。
どちらに転ぶかはわかりませんが、
どちらにせよ必ず良い方向に向かうと確信しています。

『旅に出れば必ず良い方向に向かいます。』
まずは全てを捨てて日本を出て下さい。
これはもし可能であればで良いのですが日本の住民票も外しておいて下さい。
可能であればです。



平さま

今までの50年間という歳月をここまで強く生きてこられた事お疲れ様です。
今まで色々な事を経験し、考え、
そして感じながら今日ここに到着されたと思います。

決して楽な道のりでは無かったと思います。
人には言えない辛い記憶も必ずあると思います。

平さまの50年という人生から見たら、
私が知っている平さまはほんの数年間でしかありません。

でも、そのたった数年という短い間だけでも
私はいつも平さまの強く生きる姿勢を見てきました。

私自身、平さまに出会う事がなかったら今の私はありません。

平さまに出会う事で強く生きる事の意味を知り、
そしてそれまで私に欠けていた多くの大切な部分を平さまが埋めてくれました。
言葉ではうまく表現できませんが、

ただ平さまと出会う事ができた自分の運命に感謝します

今回の旅は、平さまの50年の人生の途中休憩のようなものだと思って下さい。
人は休みなくして走り続ける事はできません。
心の底から精神、肉体、感情を休めてあげて下さい。

私も現在、エネルギーを充電中です。

そして自分の原点、
本来の自分の中心点に戻る為に自分を見つめている作業をしています。
平さまも限界までエネルギーを充電しておいて下さい。

そしてお互いのエネルギーが満タンになった時、
完全にセンタリングができた時、次のステージに上がりましょう。
そして今まで見えなかったレベルの限界を超えた挑戦をしましょう。

まだ始まったばかりです。

X

明日に続く。

困難は、初日に待ち受けていた・・・
2008年12月19日 福岡 博多


追伸

このブログを読んだ感想を送っていただけると嬉しいです。
また、私への質問も受け付けます。今困っていること、悩んでいること
なんでもかまいません。
できる限りお答えします。ただ、以下の点だけ注意して下さい。

・真剣に質問すること・理解できるように書くこと・1回に質問は一つであること

送り先:50agelife@improbic.com

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