2009年5月13日水曜日

偶然と出会いそして行動

今私はマレーシアのクアラルンプール(KL)にいます。

孤独の旅の第1ステージを終え、静かに暮らしています

なぜKLを選んだのか?
なのですが、

マレーシアは物価が安く、治安がとても良いです。
それにマレー人は親日的です。すごく親しみを覚えます。

それが第2の理由です。

第1の理由は、

旅も1ヶ月を過ぎた頃です、

当時私は、Mrxの課題に耐えられなくてMrxと決別していました。

そして、思うまま当てのない旅を続けているとき、
無性にコーヒーを飲みたくなりました。

しかし、お金をできる限り使わない旅をしていましたので、
コーヒーを飲むことさえ躊躇していました。

KLのブッキビンタンという町を歩いているとき、
一軒のコーヒーショップがありました。

何かの力で引き寄せられ、そのお店に入っていきました。

入った瞬間に空気が違います。

何だろう?

この静けさはなんだろう?

私の他に人が誰もいない、
それもありましたが、不思議な静けさでした。

私はコーヒーを頼みました。一口飲むと・・・

うまい!

本当においしいコーヒーです。
私は小説家ではありませんのでうまく表現できませんが、

酸味と苦みがほどよく混じり合った絶妙のバランスです。

そのコーヒーを飲みながら、店内を見回すと1冊の本に目に止まりました。

一頁目を開いたとき、私の目に飛び込んできたものは、

私の得たい答え、孤独の旅で求めていた答えでした。

いえ、答えかどうかはわかりません。

しかし、私が忘れていた、私が成功した唯一の理由が書かれていたのです

それから1週間、このコーヒーショップに通い続けました。

朝10時の開店と同時にお店に入り、夜8時までいました。
そして、その本を読んでは考え、考えては日記を書きました。

1週間繰り返したのです。

本を買えばいいのですが、お金を使いたくないのと、
荷物が増えるのが困るので買わなかったのです。

コーヒーは高いものでしたが、朝食と昼食を抜いてその費用を充てました。

お店には、若い女性の店員と男性の店員が交互で働いています。
文句を言われるかなと思いましたが、

一言もなく、ただ静かに働くだけです。

この1週間で私は、なぜ自分が成功したのかを明確に知ることができ、
なぜ挫折したのかを知りました。

そして、成功も挫折も今の自分にとって必要だったのだと悟りました。

この本を紹介したいところですが、やめておきます。

ご紹介すると、皆が探し始め、読み、わかったような気がしてしまいます。

気がするだけで、深く理解できないのではないかと思うのです。

旅の途中、一人の弁護士さんと出会いました。
日本の方ですが、

私はこの方だけに、本を紹介しました。

なぜ紹介したのかというと、今必要と思ったからです。
11日間ほどご一緒したのですが、彼から生きる難しさを教えられました。

本は、なぜ読むのでしょうか?

知識を得るためでしょうか?
何かを学ぶためでしょうか?

それとも、お金儲けのためでしょうか?

私がなぜ本を読むのか?

それは、行動のきっかけが欲しいからです。

人は行動しようとするとき、なにかきっかけが必要です。
誰かに背中を押されればいいのですが、

背中を押してくれる人は早々いません。

なので、私は動くことを躊躇しているとき、
迷っている時に本を読みます。

そして、一気にことをなすのです。

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