2015年10月20日火曜日

マンション傾斜問題について

偽造、あってはならないことですが、
あり得るのが土木建築の世界です。
    
さらに、土木建築だけではなく、
下請け、又請けの構造になっている業界、
ひいてはお役所。
  
サッカーのFIFAだってそうです。
  
みな、献金、横領、ポケットマネー、リベートの
世界なんです。
  
芸能界はそれがお金ではなく、体を張って仕事を取る。
そういう世界なんだと思います。
  
で、建築業界に話を戻しますが、
大きな現場では、所長という存在が最も
権力を持っています。
  
その前に・・・設計事務所、これも大きな権力を
持っていて、ある特定の業者しかできないものを
設計図書に書き込みます。
  
なので、その時点で、やる業者が決まってしまいます。
設計事務所は後で業者からバックマージンを
もらいます。
  
地方でも、都市部でもほぼ100%やられている
方法です。
  
それで、設計事務所は、やすく請け負っても
元が取れる仕組みです。
  
話を戻して、建築工事は、発注者、販売者、管理者
元請け、下請け、孫請け、という構造になっています。
  
そこで、どんどん経費が抜かれていきます。
また、リベート、ポケットマネーも出ていきます。
  
なので、末端監督など、重労働で、給料も安くやって
られないわ!となります。
  
それで、くい打ち業者などと組んで、
手を抜き、そこで浮いたお金を遊びに使う、となります。
  
今回の偽造は起こるべくして起きたものです。
他に存在するなど当たり前の話です。
  
えー!平さん、じゃあ、どうしたらいいの?!
という話ですが、どうにもなりません。
  
今回は超大手で起きた事件です。
小さいところは安心かといえば、わかりません。
  
設計事務所が管理していれば大丈夫かといっても、
設計事務所もグルみたいなものです。
  
えー!さらにどうすれば!?
なのですが、どうにもなりません。
  
ヒヤヒヤしながら、自分の購入する物件を信じるしか
ありません。
  
私たち1級建築士のプロでさえ、
くい打ちの偽造など見抜けるわけがありません。
  
役所の検査もあったはずですが、
役所も見抜けなかったのです。
  
偽造は見抜けないものなんです。
  
私たちは住宅に携わっていますが、
偽造などしませんし、公的機関の検査回数が
やたら多いです。
  
でも、結局は信頼関係で請負契約を結ぶ
ことになります。
  
私もなんども失敗し、お客様に迷惑をかけてきました。
監督時代はリベートをもらったこともあります。
  
役所の検査ミスを指摘して、
欠陥住宅見学会を行ったこともあります。
それで随分叩かれました。
  
今の東京は建築ラッシュです。
手抜き、欠陥が横行することでしょう。
  
今回のような事故がでないことを祈るばかりです。

 

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