自分の人生をどう生きるのかは、すべて選択です。
私が現場監督時代、職人の友人が10Mの
高さの足場から転落しました。
16時間の手術の後、集中治療室で何週間も
過ごしました。
友人は背中に鉄を入れたまま退院しました。
その後、私の現場に遊びに来ました。
私は友人に調子はどう?
と訪ねました。
最高に調子いいよ!
と、友人は答えました。
私は興味本位で、事故の時、
手術、その後の様子を聞きました。
落ちた時には、過去の経験が走馬灯の
ように流れていったよ。
地面に叩き付けられた時、
二つのことが頭をよぎった。
俺には二つの選択肢がある。
一つは生きることを選ぶ、
もう一つは死ぬこと。
で、俺は生きることを選んだんだ。
友人は続けて話しました。
お医者さんがとても良かった。
ずっと、耳元で大丈夫ですよ!
がんばって!と励ましてくれていた。
だけど、看護婦さんの顔を見たとき、
そこには、あきらめの表情しかなかった。
ああ、俺は死ぬんだな・・・と、直感した。
だけど、その時俺はある行動をしなければ!
と、思ったんだ。
いったいなにをしたの?
それは、
看護師さんが俺に質問したんだよ。
アレルギーはあるかって。
俺は「ある」と答えたのさ。
俺は死ぬことにアレルギーなんです!
と、死にそうな声で答えたんだ。
お医者さんも、看護婦さんも笑っていた。
俺は彼らに伝えた。
「俺は生きたいです。家族のためにも生きたい。
だから、もう死んだかのように扱うのではなく、
まだ生きている人間と思って手術をして欲しい」と。
それで、先生の腕の良さと、俺の生きたいと
願う態度が命を救ったんだ。
私は友人から、生きる態度、をその時
学びました。
結局人生は、「態度」がすべてなんです。
明日の心配はしないでおきましょう。
今日がすべてなんです。
明日のことは明日考えればいいです。
明日は明日がどうにかしてくれます。
今日一日を生きるだけでも十分に
大変なんです!
今日という日は、昨日自分が心配していた「明日」
なんです!
ちゃお!
追伸:この物語は寓話です。
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