2010年9月2日木曜日

副産物から生まれる新しいアイデア

おはよう、平です。

人が何かをつくるとき、
必ず人は余分なものをつくります。

一つのものだけをつくる、ということは
不可能です。

優れたビジネスマンはその余剰物を
上手く見つけ、可能性を見いだすのです。


材木業では、本来はゴミのであるものを
相当高い値段で売っています。

木クズや、気の破片などをです。

それは、薪として、コンクリートとして、燃料、
腐葉土など様々な使い道があるそうです。

もしかしたら、あなたの会社には
そんな副産物はないよ、と思うかもしれません。

しかし、あなたにとって木クズはただのゴミなように、

実はその副産物の存在に
あなたが気付いてないだけかもしれません。


あなたの目がそれに対して
近視なのだけかもしれません。

私の会社でも、最初はブログに書いていたネタが
やがて積み重なってセミナーや教材のネタになり、

最終的に書籍になったりすることもあります。

そういえば昨年、マイケル・ジャクソンの
「ディスイズイット」というドキュメンタリー映画が
ありましたが(こうみえて私結構、映画を観るのです)

あのコンサートのリハーサル映像を最初から商品に
する気があったとは思いません。

しかし、彼が死んでしまった結果、
あの映像は大きな財産となった訳ですよね。


他にも、フォード自動車のヘンリー・フォードは
有名なT型フォードの製造過程で、
木材の破片を炭に変える方法を学んだといいます。

そこで彼は、フォードチャーコールという木炭製造事業を
立ち上げ、その会社は現在でもアメリカで最も多く木炭を製造
しています。

コンサルタントの目的は本を出版することではありませんし、

ミュージシャンの仕事は
ドキュメンタリー映画をつくることではありません。

また自動車製造業者の仕事も木炭をつくることではありません。

このように何かを行うと、人間は必ず副産物を生みだします。

成功する人間と成功しない人間の違いは、

その副産物を発見し、

有効活用できる発想力を持っているかという点です。


あなたの仕事が、どんな余分なものを生み出しているのか?

今一度考えてみましょう。

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