2017年12月10日日曜日

バカの壁

養老孟司の『遺言』という本を読んだ。
  
面白かったのだが、いつもの感じと違う。
  
なんでかなーと思って読んでいたら、
今回の本は「自分で書いた」という。
  
バカの壁シリーズは養老さんが語り、
編集者が書く「語り本」だ。
   
ぜんぜん違うので、違う理由を調べた。
   
わかったのが、
  
語ると書く60%から70%しか、
本来の知識を発揮できないというもの。
   
これが私達凡人になると、50%以下になって
しまうらしい。
   
ということで、私とても安心しました。
   
話をしていると、
俺ってこんな程度の知識なのかな?
と、不安になることがあったのです。
   
さらにわかったのが、
話すときは端的に原理原則のみ話す。
  
ブッダの言葉や、ニーチェの言葉のような
ものを話すと、「この人はすごい知識だ」
と思われる。
   
知識を長く口にすることは難しい。
という話でした。
  
で、養老さんが言うには、
高齢化は気にしないでいい。
   
人は必ず死ぬので、30年で高齢化の問題は終わる。
しかし、少子化は、
  
徐々に進んでいくので、
気がついたときには手遅れになる。
  
日本は悲惨な国になるだろう、
ということです。
   
政治家が馬鹿なので、
北欧のように手を打たない。
   
モリかけで終わる。
   
本当に日本はジエンドを迎えるために
成長しているのですね。
   
私も妻もその頃には死んでいるので
いいのですが、今の3才以下の子どもたちは、
  
恐怖の日本を体験するのでしょうね。
   
バカの壁は乗り越えられないという
話でした。
   
日本を正しい方向に強引に持っていく
リーダーが出ることを祈ります。
  
ちゃお!

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