2011年6月13日月曜日

果物屋に学ぶ高級商品販売戦略

おはようございます。


今回は私がメンフィス・テネシー州にある
小さな果物屋さんで発見した
「リンゴ」マーケティングのお話をします。

メンフィスには親友が住んでいますので
ちょくちょく出かけるのですが
なかなか面白い果物屋さんがありました。

私は日本で売られている果物の値段は
知らないのですが普通アメリカ 数個(何ポンド)で
目方を量っていくらという値段になっています。

普通ならだいたい3-4個で1ドル以下ではないでしょうか。
(はっきりとは 分かりませんが)

私がこの果物屋さんを訪れた際、

私はただ単に「普通」のリンゴが食べたかったので、
テクテクとリンゴ売り場の方に向かっていったのです。

リンゴ売り場にたどり着きその「普通」のリンゴを
数個選んでいたのですがふと隣のボックスに目をやると

「ものすごーーーーく、おいしそうなリンゴが
数個だけおいてあったのです。」

私が手にしていた「普通」のリンゴよりも
明らかに色艶もよく、甘ーい香りを出していましたので
すぐに「普通」のリンゴよりも値段が高いだろうと気づきました。

「普通」のリンゴがだいたい3-4個で1ドル以下なので
だいたいこの「高級」リンゴはいくらぐらいするのかな?

と気になり、値段札を探したのですが、
いっこうに見つからないのです。

「普通」のリンゴボックスには大きく値段が
表示されているのに何故か、 この「高級」リンゴには
どこを探しても値段が張られていません。

値段は分からなかったのですが、あまりにも
おいしそうだったので普通リンゴに加え、

この「高級」リンゴも1個余分に手にとったのです。

レジに行ってびっくり!このリンゴなんと
一個2ドル50セントもしたのです。

普通リンゴの数倍以上の値段です。

わざわざレジまで来て、周りのお客さんの目もあり
「キャンセル」するのもこっぱずかしいので
「普通の顔して」購入してしまいました。

(心の中では「マジかよ!」と叫んでいたのですが・・・涙)

この果物屋さんから学べるのは

「値段で勝負する商品は値段を大きく 見せる!
質で勝負する商品は値段をかくす!」だと思います。

考えてみたら、もしこの「高級」リンゴに
「2ドル50セント」と大きく書かれていたら
「絶対」購入してなかったと思います。

値段が書かれていなかったのでその
リンゴの「質」だけで購入を決意したのです。

あなたの会社ではどんな商品を取り扱っているかは
知りませんが「値段」だけを意識しすぎていませんか?

価格競争に入るより、良い商品を取り入れ
しかも「値段を隠して」販売して みたらどうでしょう。 


値段を意識しなくても、
あなたの商品がバカ売れするようになる方法
http://improbic.net/sem/change119/


リチャード



リチャード坂本

平秀信パートナーコンサルタントアメリカ支社長 兼 資産家

22歳でミリオネアになり自由自適な生活をしていたが、
ひょんなことから平秀信と出会い、若者にチャンスを与え、
世界中に支店をつくりビジネスしたいという平秀信に共感する。

世界中を旅しながら、好きなときに好きなところに行き、
働きたい場所で働くスタイルで、
世界のマーケティングリサーチをおこなっている。

今回は、リチャードのアメリカマーマーケティング日記を公開。


追伸:その「高級リンゴ」かなりおいしかったので
次の日にまた買いにいってしまいました。。(しかも2個も。。)

しかも僕の友達達に「うめーぞー!」なんて口こみを
いまだにしています。。

してやられたという感じでございます。

1 コメント:

泉 さんのコメント...

日本はリンゴ1コ100円以上。食料品はアメリカの2倍以上高い。