2010年6月2日水曜日

計画は絶対に立てるな

こんにちは、平です。

今日も前回に引き続き
「非常識」なお話をします。

人は人生において仕事において、
様々な局面で「計画」を立てます。

ただ、もしあなたが占い師や超能力者でもない限り、
長期的な計画を予定通り進める、
なんてことは不可能だと思っておいてください。

世の中にはあなたの思い通りにならないことが多すぎます。

市場の動向、競合相手、お客様の都合、
景気の良し悪し、などなど。

あまりに綿密な計画を立ててしまうと、
実際にはあなたの手に及ばないことすらも

あなたの思いのままに操ることができる、
と思い込んでしまう危険性があります。

ではどうすればいいのでしょうか。

そこで「計画」を「予測」として考えるのです。

いまからあなたの事業「計画」を事業「予測」、

資金「計画」を資金「予測」として考えてみてください。


決して「予測というと、不確定な気がして不安になる」
とは考えないでください。

何も不安に思うことはありません。

人は予測を立てて、そこから計画を立てるわけですが、

実は計画を立てる時がビジネスにおいて
一番危険な時期なのです。


事業を立ち上げる前と立ち上げた後では、
入ってくる情報量が違います。

新たな事業を始める前というのは、
情報が全くない状態である、
といってもいいかもしれません。

そんな状態で立てた計画にどれほどの価値があると思いますか?

「これはお客様も喜んでくれるだろう」と予想したことが、
全くの見当違いだったということも起こります。

そんなとき、
「こういう計画を立てたのだから、計画通り進めるんだ」
という思考で、ビジネスが上手くいくと思いますか?

計画を立てたことに固執することは、未来の可能性を狭めます。

ビジネスの成功に柔軟性は欠かせません。
想定外の出来事に対応できる、という意味での柔軟性が必要です。

時には
「計画の方向性を変えてみよう。なぜなら今、それが必要だから」
と決断しなければならないのです。

もちろん先のことについて考えることも大事です。

ただし、考え過ぎるのはやめてください。

起こりえる問題点をすべて紙に書き出しておいたとしても
長すぎる企画書はきっと誰も見てはくれません。

そして今年やることよりも、今週やることを優先して決めてください。

目の前にある一番大事なことは何かを見極め、それを全力で行います。

遥か先の予定の決断をすることよりも、
目の前にあることに対して重要な決断を下してください。

目の前のことばかり見て仕事を進めるのは怖いかもしれません。

しかし本当に怖いのは、
最初に立てた計画を盲目的に実行することです。


よろしいでしょうか?

計画とはあくまでも予測であり、必ずしもそれに従う必要はないのです。

未来を夢見ることは大事ですが、そればかり見て
目の前の障壁を見落しては元も子もありません。

それを踏まえた上で計画(=予測)を立て、

必要があればその内容を変えながら柔軟にビジネスを進めていく、
ということをよく頭に入れておいてください。

1 コメント:

匿名 さんのコメント...

まだ............やっているんですね。