2009年5月11日月曜日

№5 親切と不親切

2008年12月19日 新宿

夜9時、深夜バスは新宿駅を出発した。

この時点で旅の大変さを思い知った。
大変という大げさなものではなく些細なことなのだが、
旅とはこんな思いをするのか・・・という不安とストレスを抱いた。

深夜バスの切符は、ネット上の深夜バスサイトで購入した。
購入するには二つのオプションがあった。

一つは、ゆっくり座れる3列席バス。
もう一つは少々きつい4列席バス。
3列席はリクライニングでき快適に過ごせる。

バス代は、4列席は8000円。3列席は12000円。

今回の旅は出来るだけ安く、お金を使わないようにしなければならない。
mrxはとても厳しい。
少しでも約束を守らないと、連絡を絶ってしまう。

一説には真性サドという話もある。
(人をいじめるのが好きかもしれない。しかし、俺はmrxを信じる)

俺は躊躇なく8000円の4列席バスを選んだ。

夜8時に指定された場所に行った。
が、そのバスがいない。

あれ?と思い探したが見つからない。そこで、他社のバス係の人に尋ねた。
しかし、知らないと素っ気ない。―かなり冷たい。
切符売り場のお姉さんに聞いたが、
やはり「うちのバスではありません」とよそを向いて返事をする。

このャローなめんなよ。
と、心の中でつぶやき怒りを抑えた

困った!

出発時間は迫っている。いったい誰に聞けばいいのか。

それから数人に訪ね、やっとバス停留所が分かった。
しかし、どうしてみな親切ではないのか。
普段、人にものを尋ねる事がないので分からなかったが、
親切な人と、親切でない人は、こうも違うのか。

旅をする人間に限らず、ものを尋ねる人は、
知らないから聞いている。
仮に自分が知らなくても、聞いてあげるとか
調べてあげるとかするべきだ。

と、小さな事だが出発前から怒りを感じた。


バス停留所に行った。
しばらくして、バス会社の人が点呼を取り始めた。
俺は受付をした後、コンビニに水などを買いに行った。

バス停に戻り、深夜バスに乗る人はどんな人達なのか様子をうかがった。

新幹線や飛行機なら楽で早い。
新幹線なら6時間弱で博多に着く。
バスよりは快適だし、時間も節約できる。新幹線代も5万円ほどだ。

深夜バスに乗る人は、時間よりも、快適さよりもお金を重視しているのか。
それだけではないと思うが、お金の問題が大きいと思った。

俺は普段なら絶対に深夜バスに乗ることはない。

なぜなら、長時間乗ると窮屈で大変な事を知っているから。
それに、なにより時間がもったいないと思っていた。

その時間があれば仕事が出来る。
仕事ではなくても何かができる。

時間をお金で買うというほどではないが、早いに超したことがない。
なんでも早いに超したことがない。

しかし、この考えは後に大きく変わる。

mrxに指摘されたことがある。

「平さんは人にない絶対的な特徴を持っています。それは、
一瞬で数種類のことを同時に素早く考え判断することができることです。
しかし、これは最大の特徴でもありますが、最大の欠点でもあります」

俺は自分自信のことをあまり考えたことがない。
突き詰めて、自分と対話したことがない。

ブレインダンプを誰よりも知っていて、誰よりも活用しているはずなのに、

なぜ、俺は俺自身と対話しないのか?

いや、しないということではない。
するのだが、途中で対話を止めてしまう。

なにか怖いのか?なにか、なにかあるのか?

なぜ・・・わからない。

過去、俺はお金がないとき深夜バスに乗った。
深夜バスは電車や飛行機に比べ安い。
だから乗った。

今、深夜バスは満席だ。
乗客は千差万別だが一目でお金がなさそうな事が分かる。

そういう見方はおかしいかも知れないな。
たぶん俺自信もそう見えたと思う。

深夜バスに乗る自分を惨めに思ったが、これが、今の俺の現実だと受け止めた。
この時点ですでにお金のありがたみを感じた。

深夜バスの中では、考える時間がたくさんあった。。

俺は今回の旅に出るとき、極力誰とも相談しないで、
本当の理由をいわないで、旅に出るようと心がけた。

大げさに見送られるのは嫌だったからだ。

それと、どうせ、お金を沢山持っていく気楽な旅と思われているはずだ。

どう説明しても理解してくれるはずはなかった。
俺の過去がそうしたのだ。

特に俺の田舎の会社、エルハウスの人間は理解できないと思う。
今まで金満の旅行ばかりだった。
貧乏な旅をするといっても信じていない。

それは仕方がない。なので、説明するのをやめた。

俺は昔も今も変わっていないと思う。
しかし、妻は明らかに変わった。しかも悪い方へ変わった。と言う。

態度が大きくなり、人の意見を聞かない、
傲慢な人間になったという。

そんなことはない!・・・と思うのだがそう見えるらしい。

お金を簡単に稼げるようになった。
自由に使える。

だから、お金のありがたさや大切さを忘れてしまっていた。

稼いだお金をどうやって使っていくか。

お金の意味を知り、それも伝えていかなければならないのか。
俺はお金のコンサルタントなのか。
事業家ではないのか。
これからどうしていくのか。
何が目標なのか・・・

どうして良いかわからなくなった。

仕事をやればある程度うまくいく。

しかし、いくつかの会社を作ると、社員同士が競争心や嫉妬などで協調できない。
それを指導するのもうっとうしいので何も言わない。
俺はなにをしたいのか本当によく分からない。

ただ思いついたことをその場しのぎでやっている。

それがまた、うまくいくことが多いので困る。
困るということはないが、その後どうするのか長期のビジョンが見つからない。

3億、5億、10億の会社を3年くらいで作る事はできる。
しかし、その後うまくいかない。
どうしたらいいかも分からない。

社員に遠慮が出てきた。

社員任せになり、口出しするのが悪いと思い何もいわなくなった。
業績が伸びない。落ち込む。
口を出せば良いのか、任せておいた方が良いのか。
迷う。迷えば迷うほど会社は蛇行した。

住宅経営という会社を新しく作った。
1年で軌道に乗った。2億の売上げだ。
今期は8億いく。

なぜうまくいくのか?
この理由は分かる。

今回は組織を作るのに天才を集めた。―俺の信頼する5名の弟子達だ。
住宅業は俺の専門だからだ。失敗する理由がない。
うまくいって当たりまえなのだ。

俺は旅に出ることを決めたので、作ったばかりの会社の社長を代わってもらった。
俺に付いてきてくれる人達が、
社長が代わることで組織が機能しなくなる可能制がある。

分解するかも知れない。

しかし、今は、Mrxのいうように、
旅に出る事が俺にとって最も重要だと思った。

旅に出ることに躊躇はなかった。

たとえ社員がやめようと、会社がなくなろうと旅に出る。
この決意は変わらなかった。

この世で最も信頼するMrxが旅に出た方が良いという。
ならば、そのことばを信じ行動してみようと。

もちろん自分の意志で行くことを決めた。
責任は全て自分にある。

人は羨ましがる。
こんな時代に一人で好きな旅が出来るなんて平さんだけだよ!といわれた。

また、ある人には、
「そんな今更学生じゃあるまいし、旅なんて行かないで事業をのばそうよ。」
そういわれた。

今困っていて、平さんに教えてもらいたい人達は沢山いる。
その人達を見捨てるのか。

言葉もない。

結果的にそうなるかも知れないが、それでも旅に出ようと決めた。

1年間は無理、どうせすぐに帰ってくる(冷笑)と思っている。
しかし、俺は頑張りたい。

一人旅をしたことはないので不安だ。
みなには大きな事をいって指導しているのに、一人旅程度が不安なのだ。

情けない。俺は情けない人間だ。

―ビジネスホテル
今日生まれて初めて洗濯をした。
お風呂場の洗面台にお湯をため、パンツを水に浸し石けんで洗ってみた。
これで良いのかな?

本当に汚れは落ちるのかな。
恥ずかしいなー、これを1年間やるのか。無理かもしれない・・・

洗濯一つで気持ちが萎えそうになった

俺は今まで一人で何もしてこなかった。
周りにいつも誰かがいた。
社員、会員さん、友人がなんでもやってくれた。

俺にそれだけ人望があるのか。
俺はそれほどの人間なのか。
そうではない。

自分を大きく見せようと思っている。
考えると嫌になる。と同時にもっと深く考えたいと思った。

過去の俺、現在の俺、本当の俺自身を深く考えたいと・・・
しかし、いくら考えて仮に悟りを開いたとしても、
元の生活に戻ればキャバクラに行き、女と遊び、ビジネスを行い、
セミナーを開き、同じ生活が待っている。

結局元の自分に戻ってしまい
何のための旅だったのか・・・そう後悔しないだろうか。

自分探しの自己満足で終わるのか。

本当に1年間の旅の成果は現れるのか。

ムダな1年間にならないのか。

考える時間だけはたくさんある。

今俺には時間だけが十分にあった。




追伸

このブログを読んだ感想を送っていただけると嬉しいです。
また、私への質問も受け付けます。今困っていること、悩んでいること
なんでもかまいません。できる限りお答えします。

ただ、以下の点だけ注意して下さい。

・真剣に質問すること・理解できるように書くこと・1回に質問は一つであること

送り先:50agelife@improbic.com

2009年5月9日土曜日

№4 ウソと正直

私は昨年の12月に旅に出ました。

3日前からその記録を公開しはじめました。

私を知る多くのひとに読んで欲しいと思いました。

成功の話、うまくいっていたときの話だけするのは
卑怯だと思ったからです。

私は正直に生きてきました。

しかし、正直すぎてなんでも話してしまうため、必要のない
軋轢を生みました。

いわれのない中傷、怪文書、無言電話、数々ありました。

しかし、それは急激に成功するものにとって、必ず通らなければ
ならない壁だと受け止めていました。

このブログを公開すると同じように批判、非難が待ち受けている
と思っていましたが、実際そのようになりました。

私はブログを閉鎖しようと思いました。

たった1通のメールで心が折れてしまいました

考えました。
よく考えました。

そして、やはり続けることにしました。
なぜなら、私のメッセージを待ちわびている人がいるからです。

私はその人-あなたのことだけを思いお話していきます。

どうか暖かい心で私の話を聞いてください。
そうでなければ、私の本当の気持ち、孤独の旅の
本当の意味はあなたには届きません。

私はこのブログを書くのにとても時間をかけています。
簡単には書けないのです。

過去を思い、旅をふり返り、フラッシュバックに落ち込み、
トラウマを乗り越えながら書いています。

どうか静かな気持ちで、深く読んでください。
私の話は間違いなくあなたにとって、もしかしたら、
一生を左右する内容かもしれないのです。

私は、なんと言われようと、正直にお話します。

繰り返しますが、ウソも、誇張もありません。
ありのままの私なのです。

それでは、孤独の旅を続けます。


2008年12月19日 福岡 博多
ついに旅が始まった。たった一人、孤独の旅だ。

今日から旅の記録を書いていく。毎日欠かさず書く。
旅で思ったこと、感じたことを正直な気持ちで書いていく。

この度の記録は、mrxが読んでいるだけだ。
他の人間は誰も見ていない。

俺自身を見つめる。原点を探す。俺自身との会話なのだ。
いつ日本に帰れるかわからない。
いつ終わるともわからない旅で、

毎日、毎日、自分自身と会話をしていかなければならない。

できるだけ人と接触せずに、群れずに、孤独の中に入り混まなければ
ならない。

今までにない経験だ。

俺は常に人に囲まれていた。
誰かがそばにいた。
困ったら誰かが助けてくれた。

しかし、今は誰も助けてくれない。
自分の力だけで、乗り越えて行かなければならない。

もう前に進むしかないのだ。

俺は今福岡にいる。
モントレーラスール福岡という、こじんまりしたビジネスホテルだ。
宿泊費は9000円。mrxに必ず1万円以下のホテルに泊まる
ように指示されていた。

旅は昨日の夜九時に始まった。
旅の始まりから思い起こしていく。

俺は、なぜ旅をしようと思ったのか。
ここが最も重要なところだ。

別に旅に出る必要もない。
mrxに言われたからといって、ハイわかりました!と、
小学生のように聞く必要もない。

俺は49才の大人なのだ。
しかし、俺は旅に出た。

旅に出るきっかけはmrxがくれた1通のメール。
そのメールがなかったら俺は旅に出ていない。

頭でも丸めて、みなにごめんなさいと謝って一から出直していただろう。
失敗したからといって、自分が嫌になったからといって、
あきらめてしまうほど弱くはない。

何度も、何度も障害を乗り越えてきた。
俺は、困難に立ち向かうのは得意なのだ。

強い精神力・・・というか、物事を気にしない楽観的というか。
とにかく、

旅に出ることは俺自身が決めたことなのだ。
誰かに言われたからではない。

まずは、旅の動機をからお話ししよう。

2008年12月18日 東京 自宅
いよいよ、今日の深夜バスで旅が始まる。行き先は福岡。
Xの指令がきた。そう、たったこれだけ。

「深夜バスに乗って福岡に行ってください。
到着するまでの経緯、感じたことを書いて、
私にメールしてください。

次の目的地を教えます」

その先は?
これだけなの?

俺は、次のメールが来るかと思い1時間ほど待った。
しかし、来ない。これだけなのだ。

わからない。意味がわからない。

とりあえず、バスの時間までまだある。
旅に出る前の心境や準備の様子を書こうと思うのだが、どうしても書けない。

まだ東京にいて、電話やらメールが入ってくる。
また、あれも用意したか、これはリックに入れたかな・・・など、
あたふたしていて落ち着かない。

Xのいう通り、リック一つに全てを入れようと思うのだが入りきれない。
荷物が多い。

しかし、リック以外は持って行ってはいけない約束だ。
何とか整理して入れたい。

結局持って行ってはいけないものまで内緒で入れてしまった。
見つからなければいいと軽く考えた。

バスの出発時間が近づいてきた。
俺は心を決め、リックを背負い神楽坂にある自宅マンションを
でた。そして地下鉄で新宿駅を目指した。

新宿駅では、思わぬ落とし穴が待っていた・・・





追伸

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2009年5月8日金曜日

№3 悩んでいる

俺の現在の話をしようと思うのだが、どうしても手が止まる。
書こうと思えば思うほど手が進まない。

こんなことはかってなかった。
普通に書けばいいのに、何とか興味深く書こう、面白く書こう。

もっとみんなのためになるように書けないだろうか?

そんなことを考えていると、どんどん手が重くなる。

だるい。気が落ち込む。
なぜだろうか?

なぜなのか考えているうちに眠れなくなった。
目がさえてきた。夜中なのだが起きて書いている。

本当は進化の法則の決まりで、
夜は10時に消灯しなければならない。

すべての電気を消し、真の暗闇を作らなければならない。
ほんのわずかな光さえもあってはならない。

眠りほど大切なものはない。
真の暗闇こそが、深い眠りにつけるのだ。

俺は、今なにをしているのか?
俺は、何を考えているのか?

それを話すと約束した。そして、昨日のブログで、
絶望を一瞬で希望に変える方法を話すといった。

しかし、この話をして何になるのか?

実際に、この世の中に絶望している人間がいるのだろうか?

俺は、このブログを読んでいる人の現実を考えてみた。

いない。

俺のブログを読んでいる人の中にそんな人はいない。
もっと、もっと違うことで悩んでいる。
そして悶々としている。

自分ではどうしようもない現実に直面し、それでも歯を食いしばって
働いている。

社会のシステムに疲れ、政治家の無能さにあきれ果てている。

この旅の途中で様々な日本人と出会った。

日本の納税の仕組みに嫌気をさし海外移住した人。
早期退職し悠々自適な人生をおくっている人。
60才になってバックパックに目覚めた人。
ある国で40才以上も離れた女性と結婚した人。

みな、第2の人生を歩んでいる人達だ。

第2の人生。
そんなものが本当にあるのだろうか?

家族を養わなければならない。
親の面倒を見なければならない。
貯金も足りない。
会社に残れるかどうか不安がある。
毎日が退屈だ。目標も見失った・・・

多くの人が、自分の人生に悩んでいる。
もがいている。苦しんでいる。戦っている。

私にも夢がある。しかし、その夢を現実にするには、
犠牲にするものが大きすぎる。だから、なにもできない。

どうしようもないんです!
こんな叫びにも似たメールをいただいた。
俺は答えようがなかった。

俺は、自分に絶望し旅に出た。

絶望と書くと少し大げさかもしれないが、
少なくとも、自分自身に嫌気がさした。

俺は一人で旅をしたことがない。
常に誰かが一緒で、その誰かがなんでもやってくれた。

切符の手配、荷物持ち、現地のアテンドなど。
俺は、殿様だった。

しかし、今回は俺一人の旅だ。
ガイドブックも持っていない。
言葉もできない。

バスにも乗ったことがない。切符の買い方もわからない。

出発の日が来て、俺は旅に出た。
1日目にして、旅をやめようと思った。

無理だ。俺にはできない。なにもできない。
孤独に耐えられない。
もういい、帰ろう。帰って田舎で静かに暮らそう。
そう思った。

しかし、帰れなかった。

恥ずかしくて帰れるはずがない。
お葬式までやったのだ。どの面を下げて帰れるだろうか・・・
何の成果も上げていないのだ。

とにかく、前に進もう。
少しずつで良いから前に進んでみようと思った。

Mrxから旅の課題が毎日メールでやってくる。
そのメールを見る度に気が滅入る。

何のためにそこに行くの?
いったいそこはどこ?
どうやっていけばいいの?

そこになにがあるの!

俺は、焦燥感と戦いながら課題をこなしていった。

俺は、このブログを書いていて、今気がついた。
俺の旅の過程こそが大切なのだ。

皆が欲しいものはよくわかる。
俺もみなと同じ道をたどってきたのだから。

しかし、欲しいものを差し上げてもなにも解決しない。
今現在の問題は解決するかもしれないが、ただそれだけだ。

答えは必要ないのだ。

旅の過程。
俺がなにを考え、その考えをどうやって乗り越えて来たのか?

過程こそが、悩みを解決して行く唯一の方法なのだ
しかもその方法は永遠に使える。その場限りのものではない。

人はすぐに答えを求める。

俺がそうだった。
過程はどうでもいい、とにかく答えを教えてくれ。

しかし、答えを知ってもなにも得ることはできない。
得ることができるのは、答えだけだ。

次の機会も答えを求める。次も、またその次も・・

そして、なにもできない人間に成りはてるのだ。

俺は間違いをするところだった。
答えをすぐに求めないで欲しい。

このブログが終るころには、
あなたは、すべての答えを手に入れているはずだ。

どんな試練も乗り越えられる肉体。
どんな難関も乗り越えられる精神力。
すべての人の心を揺り動かす力、感情を支配する力。

肉体、感情、そして精神。
この3つをあなたは手に入れることができる。

お金を儲けるとか、成功するとかいう次元ではない。

これから生きていく上で、
必要なすべてを手に入れることができる。

大げさではなくそう思うのだ。

孤独、進化、第2の人生。そのすべてを話そう。

なので、旅のはじめからお話しすることにした。

しかし、私は気が変わりやすいので、
途中で、また、現在に戻るかもしれない。
途中でまた旅に出るために出かけるかもしれない。

その時は許して欲しい。

大切な話があったら、旅の話を切り替えすぐにする。
だから、じっくり腰を据えて聞いて欲しい。

孤独の旅は、俺だけの旅ではない。

俺とmrxの共同の旅でもあり戦いでもある。
mrxも24時間態勢で俺の旅を支えてくれている。
どんな危険が待ち受けているかわからないからだ。

それでは、孤独の旅をはじめよう。

第1章 旅立ち
一本のメールから旅ははじまった。

平さま、旅に出て下さい。

旅が全てを教えてくれると思います。
1年の間に平さまの中で、全て気持ちの整理がつくと思います。
どちらに転ぶかはわかりませんが、
どちらにせよ必ず良い方向に向かうと確信しています。

『旅に出れば必ず良い方向に向かいます。』
まずは全てを捨てて日本を出て下さい。
これはもし可能であればで良いのですが日本の住民票も外しておいて下さい。
可能であればです。



平さま

今までの50年間という歳月をここまで強く生きてこられた事お疲れ様です。
今まで色々な事を経験し、考え、
そして感じながら今日ここに到着されたと思います。

決して楽な道のりでは無かったと思います。
人には言えない辛い記憶も必ずあると思います。

平さまの50年という人生から見たら、
私が知っている平さまはほんの数年間でしかありません。

でも、そのたった数年という短い間だけでも
私はいつも平さまの強く生きる姿勢を見てきました。

私自身、平さまに出会う事がなかったら今の私はありません。

平さまに出会う事で強く生きる事の意味を知り、
そしてそれまで私に欠けていた多くの大切な部分を平さまが埋めてくれました。
言葉ではうまく表現できませんが、

ただ平さまと出会う事ができた自分の運命に感謝します

今回の旅は、平さまの50年の人生の途中休憩のようなものだと思って下さい。
人は休みなくして走り続ける事はできません。
心の底から精神、肉体、感情を休めてあげて下さい。

私も現在、エネルギーを充電中です。

そして自分の原点、
本来の自分の中心点に戻る為に自分を見つめている作業をしています。
平さまも限界までエネルギーを充電しておいて下さい。

そしてお互いのエネルギーが満タンになった時、
完全にセンタリングができた時、次のステージに上がりましょう。
そして今まで見えなかったレベルの限界を超えた挑戦をしましょう。

まだ始まったばかりです。

X

明日に続く。

困難は、初日に待ち受けていた・・・
2008年12月19日 福岡 博多


追伸

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2009年5月7日木曜日

№2 なにが俺をダメにしたのか?

俺は成功した。

売上げ50億円、年収5億円。5つの会社を企業、海外への出店。
平マカオファンド、株式投資、国内ファンド投資、投資マンション事業。
出版、会員15万人の会・・・

成功への道をまっしぐらに進んでいた。

しかし、成功の絶頂からどん底へ落ちた。
いとも簡単に落ちていった。

気がついた時には、家庭は崩壊、会社は赤字、信頼する社員は退職。
海外ビジネスから撤退。

「社長、支払いのお金が足りません」

この報告を聞いたとき、俺は自分の耳を疑った。
冗談でしょう?

良く聞く話だが、まさか己の身に降りかかるとは思いもしなかった。

しかし、現実だった。

目の前が真っ暗になった。
俺はなにをしていたんだろう。
浮かれていた?いや、そんなことはない。

傲慢になっていた。
そんなはずはない。
俺は謙虚に生きてきたつもりだ。自分ではそう思っていた・・・

このブログを書いていて、頭の中がぐるぐると回る。
書き進めようと思うが筆が重い。
一文字々書くごとに、指が動かなくなる。

この10年間の記憶が蘇る。フラッシュバックがおそう。
どうしようもない、やるせなさを感じる。

俺は、このブログを通して、ありのままの自分を書こうと決心した。

それはやめた方が良い。また、叩かれますよ。
それ見たことかと笑われるだけですよ。

黙っていればいいじゃないですか。
親しい人にそういわれた。

確かにそうだ。黙っていればいい。
俺は正直すぎる。後先を考えないで話す。
しかし、それが俺なのだ。

孤独の旅を通し大切なことを沢山知った。

内モンゴルでバグ犬に教えられた。
20時間の列車の旅で、12才の少年に教えられた。
蘭州で物乞いに教えられた。
アイスランドで人の温かさを知った。

今、孤独の旅の第1ステージを終え、マレーシアで静かな生活をしている。
進化の法則に従い毎日を過ごしている。

-進化の法則については、後々明らかにしていく。

今俺は50才になった。
もう50才か・・・

そう思うか、まだ50才だ!そう思うか。
考え方一つだ。

俺は、これから第2の人生を歩む。

第2の人生とはどういう人生なのか?
このブログを通して語っていきたい。

ここで、このブログを読むあなたにお願いがある。

このブログは、50才からはじめる第2の人生というタイトルだ。
タイトルにあるように、俺と同じ世代に向けた内容になっている。

お金儲けの話はまったく出てこない。
だから、成功、億万長者、お金儲け、このような話を期待しないで
欲しい。

しかし、逆説的にすべての話がお金儲けに通ずる。
俺は孤独の旅、進化の方法を通して、お金を稼ぐことの究極の方法を
学んだ。いつかお話する機会が来るかもしれないが、今ではない。

理想の人生をおくるためのノウハウをかなり公開していく。
挫折を乗り越える方法、焦りをすべて消し去る方法、間違った
選択をしない方法、欲望をコントロールする方法・・・

様々な方法が出てくるが、これは、俺自身が考えた方法、
または、mrxに教わった方法であり、絶対的なものではない。

なので、もし、あなたが行うときはすべて自己責任で行って欲しい。

疲れた・・・これだけ書くだけでぐったりだ。

明日は、絶望を一瞬で希望に変える方法をお話しする。

追伸
ほんの数日前までmrxと一緒だった。
俺が進化の方法を実践しているかどうか見に来たのだ。
進化の方法とは恐ろしいまでのノウハウだ。

誰にでもできるかといえば、できないと断言できる。
80%のひとはできないだろう。

だから教えることができない。教えてもムダだから。

しかし、それでも聞きたい。どうしても聞きたいと思う人もいる。
進化の方法はある一部ですでに公開されている。(今はクローズ)
心当たりのある人に聞いて欲しい。


追伸

俺の今を知りたい場合は、このブログの右隅にある、
今なにをしている?をクリックしてください。

追伸2

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また、私への質問も受け付けます。今困っていること、悩んでいること
お金儲け以外のことでしたら、なんでもかまいません。

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孤独