2011年5月17日火曜日

震災地

東北の震災地にいってきました。

釜石近辺を主に回ってきました。

感想を一言でいうと、
自治体の力は強い。(土建業の力といっていいかも)

そして、この震災も、後1ヶ月で忘れ去られる。です。

私たちのやるべきことは、既に、寄付とかボランティアではなく、
自分の仕事をきちんと行うということにつきます。

震災地に行く前は、仙台を中心にビジネス活動を
やろうと思っていました。そして、その姿を伝えたい
考えていましたが、

現地に行って、その考えは間違っていると思ったのです。
現地は現地の人間で復興は進んでおり、

復興計画も水面下でどんどん進行しています。

私たちの会員さんの工務店の1社は、
災害の日、目の前を津波が襲いました。

車に逃げ込み、走り出す。
その車の後を津波が追いかけてくる。
まさに映画の世界を体験しました。

もうダメ、そう思ったそうです。
会社も流され、家も流され、多くの知り合いの
人が死にました。

しかし、人間は強いです。
すでに、気持ちを切り替え、復興のための計画を
立て取り組んでいました。

気持ちの中では、悲しさと、むなしさと戦っているのでしょうが、
次にやるべきことを決め、陣頭指揮を執っていました。

笑顔でした。

そこを、子供を自転車に乗せた若い奥さんが通りました。
笑顔でした。私は声をかけました。

どうです?

「大丈夫ですよ!」と笑顔。また笑顔。

まだまだ、大変な人はいると思います。
何千人も何万人もいると思います。

しかし、みな力強く生きていました。

震災地から遠くはなれた私たちのやるべきことは
はっきりとわかりました。

目の前のビジネスを行う。もっと稼ぐ。

外貨を稼ぐ。世界に出る。

日本の自分の住んでいるところのお酒、みそ、野菜、
家具、木、水、空気、なんでも売る。お金に変える。

自分の胸を叩き、自分で生きる。

そういうことだと思います。

しかし、それほど強い人間ばかりではない・・・
そうかも知れません。

しかし、そうではないかもしれません。

もし、あなたが、自分のやるべきことが
わからなかったら、震災地に行ってみて下さい。

新幹線で、2時間から3時間で行けます。
日帰りできます。

自分の目で見る。自分の目で見たことだけを信じる。
そうすれば、間違えないと思います。

私は、仙台で起業しようと思いましたが、
やめます。

自分のやるべきことは、自分の会社を守る。
自分の生まれた故郷を活性化させる。

そのために、なにをやるかをブレインダンプする。
だと思います。

ブレインダンプの必要もないですね。
目の前の仕事を徹底的に行い進化させる。

これですね。

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