2010年3月30日火曜日

人生は広告

このところ広告について書いていますが、
私たちは、「広告マスター」という広告を実践し研究するグループ
であります。なので、様々な広告をテストして、

その結果を新しい広告に繁栄させることを日々実践しています。

私は、ビジネスを成功させるには、広告は不可欠であり、
実は、成功の半分くらいの要素は広告がしめているのではないか?
と感じています。

商品が良くなければならないのは当然ですが、
広告の質を上げる。これを考えて行くべきだと思います。

このブログでは、広告の質を上げるためのヒントを描いていきますので
参考にしてください。

今回は、「パブロフの犬」の話です。

突然なのですが、パブロフの犬の話は知っていますか?

犬に餌を与える前にベルの音を聞かせることを繰り返すと、
ベルの音を聞いただけで、犬は唾液がでるようになるというあの話です。

しかし、パブロフのもう一つの実験はあまり知られてはいません。

パブロフは、さきほどのベルの代わりに、
丸い円の絵を利用して同じ反応を得られるか試してみました。

パブロフは犬にまん丸な円の絵を見せてから
餌を与えるという作業を繰り返したのです。

その結果、ベルの場合より時間がかかったものの、
まん丸な円を見せただけで、犬は唾液を出すようになりました。

ここで、パブロフはさらに面白い実験を思いついたのです。

長細い楕円と丸い円を犬に交互に見せ、
円を見たときだけ、犬が唾液を出すか調べたのです。

パブロフは最初、極端に長細い楕円と丸い円を交互に犬に見せました。

この場合、犬は唾液を出さず、丸い円を見せられれば、
しっかりと唾液を出します。

だんだん楕円を円に近くしていきました。
最終的に円と楕円の違いがほとんどなくなると、
なんと犬は精神的安定を失って、

唾液が出る反応も失われてしまったのです。

パブロフの狙いは、犬にややこしい合図を送った場合、
どんな反応を示すか知るところにありました。

結果、犬は、極度にいらいらし、
最終的にはパブロフの事を完全に無視してしまったのです。

なぜこの話をしたかというと、今日の消費者は、
今述べたパブロフの犬と同じではないかと思うからです。

様々な情報が溢れすぎていて、どれを信じればいいのか
分からなくなって混乱しているのです。

もしも消費者に自分の思い通りの行動をとらせたいのであれば、
メッセージを明確で分かりやすく、

すぐに覚えてもらえるようなものにしなければなりません。

そして消費者にあなたのメッセージ通りの行動をとらなくてはいけない、
と感じてもらう必要があるのです。

複雑なメッセージを送ったとしても、
お客さんはあなたの広告を完全に無視してしまいます。

何が言いたいのか分からない広告では
お客様の注意をひきつけることはできないのです。

あなたの広告の中に、
ややこしいメッセージが入っていないか確認してみてください。

これは当たり前のことですが、当たり前のことこそ、疎かになりがちです。

消費者を2つ目の実験のパブロフの犬のようにしてはいけません。

私たちがよく知っている最初の実験のように、
ベルの音を聞いただけで唾液がでる
(=広告を見ただけですぐに商品を買いたいと思う)

パブロフの犬のように消費者を教育するのです。

それを可能にする広告を書いてください。

2 コメント:

田島 さんのコメント...

Xテンプレートセミナーに参加した田島と申します。
多分初歩の質問ですみませんが、Xテンプレート通りにレターを作れば、ややこしいメッセージが入っていないということでOKなのでしょうか。

匿名 さんのコメント...

田島さんありがとうございます。

Xテンプレートは書き方のひな型です。どうしてもレターが書けないという人のために、mrxが作ってくれました。

シンプル+圧倒的な興味+圧倒的な証拠。これが、xテンプレートで伝えたかったことです。

なので、田島さんの言うように、ややっこしいメッセージというのが、どういうものかわかりませんが、お客は小難しい話を嫌います。理解できないものには拒否反応を示します。

なので、専門用語を使わない。ひねって説明しないなどは、重要ですね。