2010年3月26日金曜日

今日は広告について話をしますね。

「視覚と聴覚」

広告は、大きく分けて3種類あります。

1、視覚(目)に働きかけるもの・・・新聞広告・看板など
2、聴覚(耳)に働きかけるもの・・・ラジオCMなど
3、視覚と聴覚両方に働きかけるもの・・・テレビCMなど

普通、広告といえば視覚を刺激するものをイメージしやすいですが、
本当にそちらの広告の方が効果は高いのでしょうか。
私は、かつてこんなアメリカのタバコ会社の例を聞いたことがあります。

1971年、アメリカ全土で、音声を使ったタバコの広告を禁止する
法律が可決されました。

つまりテレビ・ラジオを使ったタバコのコマーシャルが禁止されたのです。

アメリカ人で1960年以前に生まれた人なら全員、
当時タバコのCMに使われていた「Winston taste good, like a・・・」
という歌のメロディーを口ずさむことが出来るといいます。

すなわちタバコを吸う、吸わないに関わらずCMに使われたその音楽が
それを聞いた人に強烈な印象を与えていたわけです。

そして音声を使った広告が禁止されると、
タバコの売上は毎年確実に減っていったそうです。

タバコ会社は新聞・雑誌の全面広告や野球・フットボールのスタジアムの
看板広告などに毎年何十億ドルも注ぎ込んでいたにも関わらず、です。

人はものを見るときに、「見よう」としなければ、
はっきり認識することはできません。

また目に入っても見たくなければ、目をそむければいいだけです。

しかし、音声というのは意識して聞いていなくても、耳に入ってきます。

耳をふさいだとしても完全に聞こえなくなるわけではありません。

神経学者によると、耳に入ってきた音声は意識していなくても、
約5秒間記憶に残るといいます。

それに対して、目から入ってきた情報はたった1秒足らずしか記憶に残らないそうです。

だから裁判のときに法廷で証言をする人が、「見たこと」
に関しては記憶が曖昧なことが多いのに対して、
「聞いたこと」については自信を持って証言することが多いのはそのためです。

「百聞は一見にしかず」、とはよくいいますが、
それがいつも正しいとは限らないわけです。

テレビやラジオに広告を出すことが無理でも、
HPに音声をアップする、ユーチューブの動画を載せるなど様々な形で
音声を宣伝に生かすことは可能です。

「音声は映像よりもずっと鮮明に人の記憶に残る」ということを、
よく頭に入れておいてください。

お客様の声、DRMのマーケティングには必修のものがこれです。
お客様の声を遠し商品をアピールする。

声=音声=記憶に残る

やってくださいね。

2 コメント:

内藤 さんのコメント...

ご無沙汰しております。1月のセミナーで顔がまるいと言われた内藤です。聴覚のこと、実感できました! 最近youtubeで子供の頃やったドラクエの音楽を聴いてびっくりしました。メロディーを鮮明に覚えてるんです。しかもどんな画面だったかも思い出して、懐かしんでしまいました。
ドリフと言えば「ババン・バ・バン・バン・バン」の歌でそれだけで楽しく思い出せるので、音、本格的に取り組んでみます!

匿名 さんのコメント...

内藤さんこんにちは、平です。返事遅くなりすいません。今経絡マッサージを習いに行っています。なので、ブログ更新できないでいました。

今日で一段落しましたので、お返事します。

音、これは次世代DRMにおいてかなり重要なファクターになってきます。今から自分のできる事を研究しておくと良いでしょう。