2009年12月22日火曜日

2種類の人間

私は世の中には、2種類の性格の人間が存在していると思います。

1種類は「話しながら考える」人。

もう1種類は「考えながら話す」人。

この2つのタイプは一見同じように見えますが、
両者には大きな違いがあります。

前者は外向的な性格である事が多く、
常に新しい刺激と触れ合うことに積極的な人間です。

後者はどちらかと言えば内向的な性格で、
1人で考え事をするのが好きな人間です。

この両者の違いは、仕事の面でどのような影響をもたらすのでしょうか。

例えば、社内の会議において、新しいアイディアを
より素早く生み出すことが出来るのは、
「話しながら考える」人間の方です。

話すことで自分の脳に刺激を与え、議論を深めることで、
新たなるアイディアをどんどん発展させる事が可能です。

それに対して、「考えながら話す」方の人間は、
その場でアイディアを考えて発表する、
という点においてはもう一方の人間よりも時間がかかる、
と言ってもいいでしょう。

沈黙して考える傾向があるため、活発な議論が生まれにくく、
会議の時間を無駄に過ごしてしまいがちです。

では「考えながら話す」人間は、「話しながら考える」
人間よりも能力が劣っているのでしょうか。

そんなことはありません。
ただタイプの違う人間であるだけなのです。

私はある時、自分の会社にこの2種類の人間がいることに気付き、
何か両者を上手に使いこなす方法は無いものかと考えました。

そこで私は、会議の24時間前までに、次の日に話し合う内容についての
細かな情報を、部下全員にメールで送信したのです。

「話しながら考える」人間達は、そのメールを一読して、
「明日は会議があるのか」、という情報を読み取るだけだったと思います。

それに対して、「考えながら話す」人間達は、そのメールを何度も読み返し、
一晩アイディアを練ったのでしょう。

すると会議当日、素晴らしい事が起きました。
今までは会議で黙っていることの多かった人間が、
率先して意見を出し始めたのです。

そして、普段から意見を言うことに積極的な人間達も、
普段と異なる状況に刺激され、いつもより質の高いアイディアを出し始めたのです。

結果として、片方のタイプの人間達に有利な環境を提供したことが、
別のタイプの人間達にとっても良い環境となり、
最終的には全員が得をする状況を作り出すことが出来ました。

つまり、世の中には違う種類の人間が複数いることを理解しなければならない。
そして、それぞれの特性にあった扱いをする。

そうすれば、「会社」というチームワークの場において

最高の結果を出すことが可能になります。

ちなみに私は、「考えながら話す」タイプです。

1 コメント:

tuyoshi さんのコメント...

 いつも拝読させていただいております。

 仕事での話しではありますが、「世俗」一般の生活にも応用ができるかと思います。
 「良い」「悪い」で判断しがちではありますが野に生える草に「善悪」はありませんね。
「存在」するのみ。
 善悪の表札を付けるのは個人の「価値観」なんでしょう。

 実践での気づきをありがとう。