2015年7月9日木曜日

電車に乗りますか?

私は乗りません。
全部タクシーです。笑
   
電車に乗らない理由があるのですが、
それは、FBの記事のどこかに書いてあります。
  
タクシーを好きになった、ある話があります。
もし、良かった読んでみて下さい。
  
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ある日、真夜中、一回にたった一つしか明かりの
ついていないくらいビルに乗客を
迎えにやってきました。
  
このような状況では、
クラクションを数回ならし、
1分程待って出てこなければ帰るのが普通です。
  
しかし、私は多くの貧困層が
唯一の交通手段として、タクシーを利用
しているのを知っていましたので、
  
何らかの危険性を感じない限り、
だいたいドアまで行って到着
したことを知らせます。
  
タクシーに乗る人が
もしかしたら、ヘルプが必要な
人かもしれないからです。
  
そして、その夜もドアをノックしました。
  
「待って下さい」なかから、お年寄りの
弱々しい声が聞こえました。
  
床を何かものを引きずる
音が聞こえました。
しばらくしてドアが開くと、
80才くらいの小柄な女性が立っていました。
  
も世のあるドレスを着て、
縁なし帽子をかぶり、
薄いベールを付けていました。
  
まるでハリウッドのスターのようでした。
  
彼女の横には小さなナイロンケースが。
  
そのアパートは、まるで何年も人が
住んでいなかったかのように、
家具にはすべて白いシーツがかかっていて
時計へどこにもありません。
  
家庭用品は何もなく、
部屋の隅には、写真がグラスのはいった
段ボールが一つ。
  
「車までバックを運んでもらえますか」
彼女はそういいました。
   
私は、スーツケースをタクシーまで運び
女性の手を引き、ゆっくりとタクシー
まで歩いていきました。
  
「ご親切にありがとう。」
  
「たいしたことないです。
母親がいたら、このように扱ってもらいたい
ものです。
だから私自信も、おきゃ様には、
手を貸したいだけなんです」
  
タクシーに乗ると、
彼女は住所が書かれた紙を手渡し、
「少し町中を走ってちょうだい」
  
私は「近見になりませんよ」と急いで
答えました。
  
「いいの、急いでないから、
これからホスピスに行くの」
  
私は、ミラー越しに、
彼女の目にきらっと涙が浮かぶのを見ました。
  
「私はもう長くないの、
私にはもう家族が誰も残っていないの」
  
彼女がかって働いていた場所、
幼い頃に通ったダンススクール
など、近所をドライブしました。
  
時折、あの特定のビルや街角で
スピードを落として欲しいと頼まれ
彼女は、暗闇の中、
  
何も言わずに、思い出の場所を見つめていました。
  
そして、太陽が昇りはじめた頃、
彼女は突然言いました。
   
「さあ、いきましょう。少し疲れました」
   
静寂の中、私たちはメモに書かれた住所に向かいました。
  
そのビルは低く、小さな療養所
のようでした。
   
車を止めた瞬間。
2人のスタッフが駆け寄ってきました。
   
彼女のことを凄く気遣い、
彼女の動きを注意深く見守っていました。
   
彼女のくることを知っていたのでしょう。
私はトランクを開け、
小さなスーツケースを取り出し、
玄関に運びました。
   
その時彼女はすでに、
車いすに乗っていました。
   
「いくらかしら」
   
「いいえなにもいりません」
  
「でもあなたは、これで生計をたてているでしょう」
  
「また、他の人を乗せますから」
と、私は答えました。
  
私は何も考えず、
彼女を抱きしめました。
  
彼女も私をそっと抱きしめてくれました。
  
「年老いた私に、短かったけど
とっても嬉しい喜びに満ちた時間を
あなたはくれたわ、ありがとう」
  
私は彼女の手を握りしめ
朝焼けの光がうっすらと光りはじめた
タクシーの中に戻りました。
  
私の背後で、ドアの締まる音が聞こえました。
  
その音は、ある人生が終わっていく音でした。
  
その日は誰も乗せませんでした。
何の目的もなく、思いの中に
タダ車を走らせていました。
  
もし、あの女性が、
怒りに満ちた運転手に当たっていたら
  
もし、シフトが終わる頃で、
早く家に帰りたがっている
運転手に当たっていたら。
  
もし、クラクションを1回しかならさずに
去っていってたら?
   
振り返ってみると、
私は人生で大切なことを何もしていません。
  
誰もが、人生はすばらしい瞬間を中心に
展開していくと状況的に信じています。
  
しかし、すばらしい瞬間は、こうやって
私達が無意識の時にやってくるのです。
  
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この運転手の方は
他の運転手と特別何かが
違うという訳ではありません。
  
たった一つの優しい行為が、
乗客であった年老いた女性に、
最後の美しい思い出も作りました。
  
メーターを止めた時彼は
その時はお金のことは考えずに、
その女性が命の短いことを知り、
自分の時間をさいて、
  
町中に2時間ドライブしました。
  
そこには
人に支える本当の仕事をした
彼の姿がありました。
  
普段無意識で出てしまい行動は、
  
ふとした瞬間に自分がどう動けるのか?
それは、一時的なものではなく、
  
日常をどう生きているのか?
それが現れるのかもしれません。
  
私たちか持つ感情で一番のものは
「誰かに喜んでもらう」願望ではないでしょうか?
  
そこには、共感、いたわり、思いやりがあります。
無情家に与えられた時、
そのPowerは最大になるのです。
  
だからそのような瞬間に
人は動かされ、動くのだとお思います。
  
多きことをする必要もなく、
自分がいきなり偉い人間になる必要もありません。
  
ただ、相手が同じ人間であることを
忘れなければいいだけです。
   
私もサービス業に携わっていますので、
日々、意識していきたい話でした。


1 コメント:

高橋浩也 さんのコメント...

良いお話をありがとうございました。他の方にもシェアしても良いですか?