2015年6月9日火曜日

世界を変える力

「あなたには世界を変える力がある
だから、正しいと思う、小さなことを
数多くやりなさい。」
    
これは、数年前に中国を旅していた時に
尼さんに言われた言葉です。
    
前にも何度も書いたことがありますが、
マイナス20度の中国で、1枚の布だけを
羽織って物乞いをしていた人です。
    
彼女からは一緒に旅をして、
多くのことを学びました。
    
その一つが、
正と思う小さなことを、数多くやりなさい。
です。
  
この何でもないような、マインドセットが
その後の私を変えました。
  
そして、最近バタフライ効果を
仙人さんから学び、
  
自分の行う一つ一つの行為は、
自分の住んでいる惑星すらも変える力を持っている
ことを知りました。
  
大きな力が小さな物を動かすのは簡単
かもしれません。
  
しかし、それは、将来的に大きな波にはなりません。
  
私が誰かに小さな善意を差し伸べます。
  
その子供が大きくなり、会社を興し、
何かの発明をします。
    
その発明で誰かがガソリンも電気も水素も
入らない乗り物を発明します。
  
その乗り物は車ではないかもしれません。
  
目が見えなくても、足がなくても、痴呆症でも
乗れる乗り物かもしれません。
  
小さな水滴が大きな波紋を起こすのです。
    
私はいつもそのことを考え
毎日行動する努力をしています。
  
愛情も持って、継続する。
それが最も大切なのだと思います。
  
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あなたも知っている実話かも知れません。
  
貧乏な少年が、物を売りながら学費を
稼いでいました。
  
ある日少年は手元に1コインしか残って
いないことに気がつき、そして、
空腹感に苦しんでいました。
  
少年は隣の家を訪ね、食べ物を下さいと
お願いしました。
  
若い女性がドアを開けたので、恥ずかしく思い
食べ物の代わりに、1杯のお水を下さいと
お願いしました。
  
その女性は、少年がとてもお腹をすかしている
ことに気がつき、大きなグラスに牛乳を入れて
渡しました。
  
少年はそれをゆっくり飲んで、そして
「いくらお支払いしたらいいですか」と、聞きました。
  
「何も払わなくていいのよ」と、彼女は返事をしました。
  
お母さんから、親切な行為に対して
お金を受け取らないように、教えられていたからです。
  
少年はワードケリーは「本当にありがとう」と
お礼を延べ彼女の家を離れました。 
  
身体だけではなく、心まで強さと暖かさに満たされる
のを感じていました。
少年は実は、生活の苦しさですべてをあきらめ
学校を辞めようと思っていたからです。
   
長い月日が流れた後、
この女性は重い病にかかりました。
  
どのお医者もお手上げで、都会の大きな病院に
送られました。 
  
彼女のまれな病状を研究するために
スペシャリストが呼ばれました。
  
ドクターハワード・ケリーはこのスペシャリストの
一員でした。
  
彼女がどこの街から来たのか知ると
病院の彼女の部屋を訪れました。
彼は一目で彼女の顔を思い出しました。
  
そして、ケリーは研究室に戻ると
彼女の人生を救うために全力を尽くしました。
その日から彼は、彼女の病状に特別な思いを込め
回復するように努めました。
  
長い闘病生活が続き、
無事に彼女は元気になりました。
そして、ケリーは最終的な請求書を見てサインした後、
その紙の隅に何かを書き足しました。
  
そして、請求書は彼女に家に郵送されました。
  
彼女は恐ろしそうにその封筒を開けました。
というのも、彼女は請求額を支払うのに
一生かかるような高額であることを恐れていたからです。
  
そして、驚いたことに
その請求書の隅にこのように書かれていたのです。
  
”一杯のミルクでお支払いが完了しています”
 
(サイン)ドクター・ハワード・ケリー
ケリーは、1895年ジョンズ・ホプキンス大学で
婦人科の癌科をつくった有名で優れた医者です。
  
彼は決して彼女の優しさを忘れることは
ありませんでした。
  
人生を変える効果的なテクニックとは
なんでしょうか?
  
ありきたりかもしれませんが、
少しの優しさではないかと思います。
  
優しさとは、良い心の基盤みたいなものです。
良い心を持ち、良い心を持った人とビジネスを
していく。それが成功へつながるのだと思います。
  

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