2012年7月26日木曜日

迷った時、いつも読み返すのは師の言葉です。


平さま、「欲」を持つ事はいいことです。
欲がないと人は生きる意味を失ってしまいます。

「欲」そのものが人を生かしてくれ、そして
生きる意味を与えてくれます。

しかし、ここで重要なのは「欲の優先順位」を
自分の中で確定させておくことです。

「欲の優先順位」が自分自身の中ではっきりと
確定しない状態だと、

出てくる欲、全てを手にしたいと思ってしまい、
結局は全てを失ってしまいます。

全ての欲を完璧に満たすのはかなり難しいと思います。
不可能に近いかもしれないと予想しています。

なので私自身が常に自分に問いかけているのは
欲の優先順位です。

どれが一番大切なのか、どれか
無駄な欲なのか、をかなり鮮明に確定させます。

例えば、1兆円を欲しいという欲があります。

しかし、その1兆円を稼ぐ為には上場しないといけない、
プライバシーを失わないといけない、

税務署のおっさんと話をしないといけない、
会議を行わないといけない、とします。

その場合、私自身は1兆円が欲しいという欲より、
住所不定で旅をして生きたい、

税務署のおっさんを相手にしたくない、
定期的に会議したくないという「欲」の方が
優先順位では上です。

なので1兆円はあきらめます。

もしくは、違う方法で1兆円を手に入れる
アイデアを練ります。

なので、もし平さまが

「家を大切にし、家族と一緒に過ごし、田舎へ帰って
元の生活に戻りたい、今やっている仕事をそのまま
頑張って死ぬまで続ける、その方が問題が無い」

という欲が他の欲に比べて優先順位が高いのであれば

それ以下の事を我慢して優先順位の高い方を選んだ方が
幸せなりやすいと思います。

「自我を捨てる」のではなく、自我に優先順位をつける
のが大切なのでは、と考えます。

自分にとって何が一番大切なのかを常に
明確にしていれば、浅い欲に振り回されずに
生きる事ができると思います。

「右にも行きたいけど、左にも行きたい」
という2つの欲を満たす事は難しいです。
(可能かも知れませんが)

なので一番シンプルな生き方は、右に行くか左に行くか
はっきりと決める生き方だと思います。

ストレスが少なくなります。

>残り少ない人生を楽しく過ごしたい。
>しかし、自分だけが楽しければいいのか。
>家族をほったらかしでかまわないのか。
ここだけが解決できない。

この部分は私自身も一時期悩んでいました。
どっちを選んだら良いか悩んでいました。

しかし、あるきっかけで数ヶ月前に完璧に
自分の中で解決しました。

平さまも旅をしながら悩んで下さい。
必ず完璧に解決できる日が来ます。

しかし一つだけ理解しておいて欲しい事は、
まず自分自身が幸せで無い限り
他人を幸せにはできないという部分です。

平さまが我慢をしながら生きていても、
そこに一緒にいる人は本当の幸せを感じる事はできません。

最終的に相手が不幸になります。

逆に平さまが本当に幸せに生きているのであれば、
周りを幸せな気持ちにさせる事ができるようになります。

>仕事は本来苦痛を伴う物で、嫌なこともやらなければならない。それをやるのが社長の仕事だと思っていた。

>嫌なことをやらなくて良いなら、こんな楽なことはない。
>しかし、そうも行かない。

>仕事で理想を追いかけようとしてもむりではないのか。

>理想通りの仕事ができればこれは最高だと思うが。

自分の欲を満たす為に嫌な事をやる必要はあります。

はっきりと言ってサーキットトレーニングをするのは
「嫌な事」だと思います。

トレーニング自体を快感に感じるのは
一般的に難しいと思います。
(脳から快感物質が出ている瞬間を除いて)

しかしその辛いサーキットを終了した瞬間の満足感、
達成感、そしてその後に飲む水のおいしさ、
食事のおいしさ、

肉体が変わっていく快感、セックスの時、
女が筋肉の付いた体を瞳孔を開いた目で
凝視しながら太い腕を握り締めた状態で

イッている様子を見る瞬間などが気持ちいいから
嫌なトレーニングも頑張って行うのだと思います。

なので理想の仕事が嫌な事を全くやらない事だとは
思いません。

むしろチャレンジの高い苦痛の伴う仕事の方が
やりがいがあると思います。

結局は『目的』がしっかりとしている事と
『欲』の優先順位が明確にできている事が大切だと思います。

それらが全て筋が通った時に理想の
ライフスタイル/ビジネススタイルが
確立するのだと思います。

多くの人は、すぐに答えが出ないと諦めて
元の生活に戻ろうとします。

これが一般の人です。

しかし答えは必ず存在します。

考え続けて、そして探し続けて下さい。

・・・・・・・

師の絵です。ちなみに私が書きました。






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