2010年8月31日火曜日

変わらないものにフォーカスせよ

おはよう、平です。

もう、8月も終わりですね。
気温もちょっと変わってきたのを
感じます。

多くの企業は
次の大きなことにいつも目を向けています。

最新のホットな話題は何かと、
情報収集を欠かしません。

いつも最先端の流行を追いかけているのです。

実はそれは愚かな行為なのです。

いつまでも続くわけでもない一時の流行りばかりに
目を向けていてはいけません。

どんなビジネスにも土台となる「コア」な部分があります。

その土台となる部分は、
いつの世も変わらないものに
根ざしていなければなりません。


例えば、私もよく利用している
アマゾンを例に出してみましょう。

アマゾンは、素早い(無料の)配送、豊富な品ぞろえ、
寛大な返品対応、そして安い値段、と人々が求める
サービスをとりそろえています。


他に分かりやすい例をあげるなら、
やはり日本の自動車メーカーなんかも
海外メーカーと比べていい仕事をしていますよね。
(不祥事もありましたが)

信頼性、実用性、手に届く価格など、
そのポリシーがしっかりしているから
日本の車は世界でも信用され、人気が高いのです。

変わらないものにフォーカスしろというのは、

例えば、あと10年したら人々は、

「パソコンの処理速度が速すぎて困る」
「ソフトウェアがもっと使いにくかったらなあ」

とか

「もっと自分の年収が低かったらいいのに」
「お金なんか稼ぎたくない」

とか言うようになると思いますか?

言わないですよね?

それが「変わらないもの」ということです。

ファッションや小手先のテクニックは遅かれ早かれ
廃れます。

これを読んでいただいているあなた、
あなたの生き方、ビジネスにおける

「変わらないもの」というのは何でしょうか?

もしそれが曖昧になっている人はそれを再確認してください。

これからビジネスを新しく始めようとしている方は、
その事業の土台となるもの、

お客様に提供したい最大のサービスは何なのか?


それを自分の中で見極めている人は
成功できる素質を持った人だと思います。

2010年8月30日月曜日

余分なものは削ぎ落とせ

というタイトルの日記を書きます。

これはぜい肉を落とすとか、
そういう話ではありません。

私の体はすで削ぎ落とされて
完全に引き締まっています。

ここで耳が痛い、とかいう方は
毎日トレーニングをしてください。


さて昔よく、
「カリスマシェフが
落ちぶれた料理屋を繁盛店に立て直す」

みたいな番組が流行っていましたよね。
(最近もありますか?
テレビは見ないのでよく分かりませんが)

そんなテレビ番組に出てくる
閑古鳥が鳴いているレストランに共通の大きな問題は

多分「料理の品数が多すぎる」、ということだった
気がします。

店のオーナーは出来るだけ多くの数の料理を出すことが
店の魅力を上げることだと考えているのですが、

大体の場合その考えは裏目に出てしまうのです。

そこでカリスマシェフが最初に行うことは

メニューの絞り込みです。

30種類ある品目を10品程度に絞り込むのです。

現在あるメニューをもっと美味しいものにするのは
後回しです。

それよりも先に余分なものを削ぎ落とすのが先です。

そして残ったものを磨きあげます。

そうやって
素晴らしい10品の料理をつくりあげるのです。


これをビジネスにもたとえてみましょう。

問題が起こったときの従来の対処法は、問題に対して
力を注ぐことです。

人を、時間を、お金を、その問題へ注ぎ込みます。

そして結果は、問題がより大きくなるだけです。

正しい対処法とは、反対のことをすることです。

そこに割り当てる力を削減するのです。

そうすれば思ったより痛手を負わないで済みます。

実際、それで状況が上手くいく場合もあります。

困難な状況に直面することで、
本当に優先すべきものが理解でき
業務が上手くいったりします。


もし締切をどんどん伸ばして、予算を増やし続けて
いるのなら気をつけてください。

きっと止まらなくなりますから。

事が大きくなりすぎて、
止めることができなくなる前に、

予算や人員を増やすことが本当にいいことなのか、

もう一度よく考えてください。

問題に直面したときに

あえて予算を削るという方法
よく覚えておいてください。

2010年8月25日水曜日

社長の仕事

社長の仕事ってなんだろう?

よく考えることなんですが、今日一人さんの本を
読み直し、すっきりしました。

一人さんの教えでは、社長の仕事は二つ。

1、給料日にきちんと給料を払う

2、自分の頭で仕事を考える

私の会社、インプロビックは、社員一人一人が社長という考えなので、
みな、自分で考え、仕事を作っています。

もちろん、稼げる人、稼げない人がいます。
みんなが稼いでくれれば、うれしいですが、そうはいきません。

私が考えて、仕事を与える場合もあります。
それも、うまくいく場合といかない場合があります。

自分の頭で考えられない場合は、
社長は、仕事をよそからとってくる必要があります。

時代は変わります。
過去の成功例にしがみついてもうまくいきません。

時代は常に変化している。
集客の方法も、広告の方法も大きく変わっています。

チラシが全く反応が悪い時代になりました。
新聞に折り込んでも、新聞を読む人がいないのです。

直接お客さんにチラシを届けたい。誰もがそう思います。
しかし、簡単ではありません。

私たちが組織している工務店グループは、その問題を解決しました。
家を建てたいと思っている人をダイレクトに捕まえる。

考えればできるものですね。

あなたも、時代を読み、頭をひねって考えてください。

くれぐれも、今の政治家の話に耳を傾けないようにしてくださいね。
誰もあなたのことを考ええて政治を行っていませんから。

決断は今すぐに!

平です。

今日はビジネスを
行う上でとても大事なことを
お伝えします。

ウチの社員にも
よく伝えている内容です。

生きていれば、
日々決断を迫られます。

そして、決断というものは先延ばしに
してしまうと積み上がります。

積み上げられた問題は、
無視されるか、手抜き仕事になります。

その人の仕事のやり方は何も改善されない
ままになってしまいます。

「ちょっと考えてみよう」ではなくて

「今決めてみよう」に変えてみてください。

決断をするという習慣をつけるのです。

完璧なアイデアが湧いてくるのを
待っていてはいけません。

まずは決断をして先へ進んでください。

一度、決断をするという流れに乗れれば、
仕事を進める推進力とやる気が手に入ります。

それはその人にとっての「進化」というのです。

一つ一つの決断が、積み上げていくレンガの
ようなものです。

「また後でやろう」を積み上げるのではなく、
「完了!」のレンガを積み上げるのです。


問題は、そのうちもっといい答えが出るかと
思って決断を先延ばしにするから起こるのです。

いいですか?

もっといい答えは絶対に出ません。

自信を持ってください。

今日あなたが出す答えは、明日出す答えと
同じぐらい良いものであるはずです。


たとえどんなに時間をかけて決断をしたとしても、
必ず問題は起こるものです。

行動する前に
余計に考えすぎて、仕事を遅らせないでください。

仕事が長引くとやる気も減ります。

考えるのに時間をかけるほど、
答えがでる確率も減るのです。

よいでしょうか?

モチベーションと勢いがなくなる前に

今すぐ決断して、進化をして、新しいアイデアを
発見し、新たな自分を見つけてください。

2010年8月24日火曜日

最初から細部にこだわるな

おはよう。

今日も昨日に続き、建築に関係した
お話をします。

建築家というものは、

シャワー室のタイルは
どこのブランドのものを使うかとか、

台所のシステムキッチンは
どこのメーカーのものにしようか、

といったことは、
建物の設計図ができるまでは考えません。

そんな細かいことは
最初の段階では考えるべきではないのです。


それは建築のみに関わらず、
新しいアイデアを出すときには
非常に重要なことです。

もちろんディテールにこだわることは、
最終的には他社との違いを明確に生みだします。

しかし、初期段階で
細かいことにとらわれてしまうと、

プロジェクトの始動を
遅くしてしまう可能性があります。

実際にはどうでもいいことに
時間を使い過ぎてしまいます。

そこで決めた決断は、
どうせ後でまた変更されることが
ほとんどです。


細部については、
(最初のうちは)無視して結構です。

それを心配するのは後にしてください。


建築家が最初に
設計のアイデアを出すときには、
太い大きなペンを使います。

なぜか?

それは細いペンだと、
解像度が高すぎで細部までつい考えてしまうのです。

細かい線で、アイデア出しの段階から
完璧な設計図を書いてしまうのは時間の無駄です。


太いペンだと細かい図は描けません。

大まかな線と、四角形ぐらいしか書けません。

それがいいのです。

最初はそのような大まかな図を
頭の中で想像するのがいいのです。



こんな話も聞いたことがあります。

ディズニーでアニメーターの育成に尽力した
ウォルト・スタンチフィールド(Walt Stanchfield)

というアメリカでは非常に有名なアニメーターの方が
生徒に常にこう言っていたそうです。

「最初は、細部を気にするな。最初から
細部について考えることは何の良い結果ももたらさない」


当然、今日の話が建築やアニメについてだけではなく、
ビジネスプランを書くときにも当てはまる、というのは

いつもブログを読んでいただいてる皆様なら
お分かりだと思います。

ではいつ細かいことを考えればいいのでしょう?

実際、細部についての実用的なアイデアが出るのは
建築が実際に始まった後なのです。

その時にこそ、
細部について満足できるまで考え抜いてください。

いいですか?

最初は、大まかなアイデアのみを考え、
それが実際にプロジェクトとして実現する段階で

細部を磨き、
他のライバルにはない魅力的な製品をつくりあげる。


この考え方、あなたも実践してみて下さい。

2010年8月23日月曜日

あなたのビジネスの土台は何ですか?

おはよう、平です。

まだまだ暑い日が続いていますね。

そんなときは自宅のマンションの
プールで泳いでいます。

私は何事も徹底的にやるので
泳ぐときは必ず1キロぐらいは
休みなしで泳ぎます。

体も鍛えられて
健康にもいいのでお勧めですよ。


さて、私はサラリーマン時代、
20年間家をつくる仕事に
携わってきました。

当たり前かもしれませんが
建物をつくるときに一番重要なことは、

建物の土台に当たる基礎工事を
正確に行うこと
です。

それに不備があれば、家が傾いてしまうので
そこは何よりもまして慎重に
作業を行わなければなりません。

それは建築だけではなく、
どのビジネスにも当てはまることだと思うので、
そのお話をします。

新しいプロジェクトを始めるとき、
あなたには様々な考えが浮かびます。

・前にやりたかったこと。

・今したいこと。

・今やらなくてはならないこと。

その中で、

「今やらなくてはならないこと」

というのは優先順位が一番高いものです。


言いかえれば、
プロジェクトの土台となるものです

自分が今何を行うべきか迷っているなら

あなたの土台が何なのか

見極めなければならないのです。

仮にもしあなたが、
ラーメン屋を始めたいとします。

どこに店を構えるか、
どんな食器を使うのか、
どんな内装にするのか、

様々な考えが頭をよぎります。

しかし、ラーメン屋を始めるにあたって
一番重要なのは言うまでもないことですが、

ラーメン自体の味です。

それがラーメン屋の土台となり、
他の事柄よりも最優先して考えなければ
ならないのです。

あなたのビジネスにとってその土台が
何なのかを見極めるためには
自分にこう問いかけてください。

「それが消えたらプロジェクト自体が
成り立たなくなってしまうものは何だろう?」
と。

ラーメン屋から、奇麗なお皿や内装が
なくなってもラーメン屋はラーメン屋でいられます。

しかし、肝心のラーメンがなければ、
それはラーメン屋とは呼べませんよね?

さあ、あなたの新しい、もしくは既存の
プロジェクトの土台に当たるものが再確認できましたか?

それがなければ、
全てが崩れ落ちてしまうものとは何でしょうか?

それがなくても何とかやっていけるものは、
土台とは呼べません。

土台さえ明確になれば、
あなたが最優先して行わなければならないことが
分かります。

そしてそのプロジェクトが成功するか否かは、
その土台次第


だということを確実に心に留めておいてください。

2010年8月20日金曜日

カッコつけるとお金は無くなる

おはよう。

昨年旅をしているとき、家計簿をつけていました。
なにせ、1年間で30万円ほどしか、使ってはいけないので。

で、mrxが「平さん、お金はどうして無くなると思いますか?」
と聞かれました。

私は少し考えましたが、3つ思い当りました。

一つが、本業以外のことに手を出すこと。

二つ目が、不労所得を得ようとすること。

三つ目が、カッコつけること。


「よくわかっていますね。今回旅をしているので、
1と2は関係ないですね。3のカッコつける、これを注意してみましょう」

「え?注意だけでいいんですか?」

「そうです。カッコつけるなといっても、平さんは、カッコつけるのが
好きで、それを何十年もやっているのですから、やめろと言っても無理です。
ただ、カッコつけると、どうなるのか?

それを客観的に見ていきましょう」

「具体的にはどうすれば?」

「家計簿をつけます。平さんがこの旅でお金を使います。
その時、家計簿をつけ、あ、俺このお金、カッコつけるために使ったな。
そう思ったとき、カッコ付け費という項目にかいてください」

ルールはこれだけでした。

私は、その日から、お金を払った後、あ、これはカッコつけてしまったな
そう思ったら、カッコつけ費としました。

1か月後、家計簿を見て、理解しました。
カッコつけるとお金は出ていくんだ・・・

これが、旅の時だから、数千円ぐらいで済みますが、

東京で同じことを行っら、どうなるのか?

銀座にのみに行く、30万円。「あ、俺が払うよ!」(その他の人、ラッキー)

車を買う。フェラーリ2000万円。(別にレクサスでも十分)

あっという間に、お金は無くなってしまいます。

もし、あなたが、お金がたまらない。無くなっていく。
その理由がわからなかったら、

カッコつけ費、これを考えてください。

そして、何かを選択するとき、この二つを考えてください。

1.カッコつけているか?

2.カッコつけていないか?

そして、必ず、カッコ悪いほうを選択してください。
そうすれば、お金は無くならず、たまっていきます。

そして、あなたの評判も上がります。

追伸

いいわけではありませんが、私の場合は、億万長者が売りなので、
カッコつけるのが、仕事です。

もちろん銀座で大盤振る舞いや、フェラーリを買うなどはしませんが、
粋に生きるようにしています。

自分の価値を知り、自分を鍛えているだけで、カッコいいです。

2010年8月19日木曜日

資金は自分で調達しろ

平です。

自分で事業を興したいという方が
よく思い悩むことがあります。

資金をどのように調達するかという
問題です。


誰もが思い悩む問題ですよね?

多くの人が、開業資金は銀行や他人から
融資を受けて集めるものだと考えています。

確かにあなたが工場をつくるとか、レストランを
開くということであれば確かに外部からお金を
借り入れる必要があるでしょう。

しかし、特にそのような高価なインフラを
整備しなくてもビジネスは始められるものなのです。


サービスを売る商売、コンサルタント、
ソフトウェア制作、ウェディングプランナー、
グラフィックデザイナーなどを始めとする事業に関しては、

さほどの開業資金はいらないので、
外部から資金を融通してもらうのは
避けたいところです。

何をするにしても、
出来るだけ外部から借りる資金は
少ないに越したことはありません。

他人の金を使うというのは、
聞こえがいいかもしれませんが
どうしてもトラブルが付きまとうものです。

その理由は

1、自分の会社を自分でコントロールできなくなる

お金を借りるということは、貸した人に借りができる
ということです。

人から指示されたくないから自分でビジネスを始めても
結局は他人のいいなりになってしまいます。

2、投資家はすぐに成果を求める傾向がある

多くの投資家は3年ほどで投資した資金を
回収したがります。

もっと長期的なビジネスプランを
持っている場合はここでトラブルになります。

3、借金中毒になる


資金を借りることに慣れてしまうと、
お金を借りることに依存し、いずれは借金地獄になります。

4、お客様を無視する
お客さまが欲しいものではなく、投資家が欲しいものを
つくるようになってしまいます。

5、資金集めは多大な労力が必要

資金を集めることは大変難しい作業であり、
本来ビジネスの本業に使うべき時間を
そちらに全て使ってしまう可能性があります。

資金集めに使った時間と労力というものは
本当に割に合わないのです。

私の友人もそれを行ったことを後悔している人間が
何人もいます。

資金を無事に調達できて、最初は意気揚々でも
後で大きな問題抱えてしまうという例は
数えきれないほどあります。

人に資金を借りるのではなく、
なんとか工夫をして自分の資金で
ビジネスを立ち上げる方法


自分でひねり出すことを
私はお勧めいたします。

2010年8月17日火曜日

社員が全員やめた?!

こんにちは、久しぶりです。

毎日暑いですねー
外に出ると熱風、家に入るとクーラーかけすぎで脱力感。

本当に参ります。

で、お盆も終わり、さあ!会社だ!後半戦頑張るぞ!
と、今朝会社に来ました。

「おはよう!」と元気に声をかけて入ろうとしましたが、
鍵が開かない?

おかしいなー

仕方ないので、鍵を取りに行きあけました。
誰もいません。

「そうか、俺が早すぎたんだ!」
と思い直し、仕事を始めました。

朝早くの仕事は気持ちいです!

しかし、出勤時間の9時を過ぎても誰もこない、
いったい何をやっているんだ!

だんだん怒りがこみ上げてきました。
社員に、片っ端からメールを送りました。

「どうなっているんだ!なぜ出勤しない!お盆ボケか?」

1分待っても、3分待っても返信がありません。

りーん、会社の電話が鳴りました。

「社長、会社は今日まで休みです」

「嘘だ、世の中はみな働いているぞ。俺も満員電車で来た
誰が、今日休みだって決めたんだ?!」

「社長です」

そうなの?おれ?

ということで、今日まで会社は休みでした(笑)

どうして、17日まで休みなのかというと、
私が工務店をやっている関係で、田舎では、8月17日を
山の神といいます。

で、木を扱う大工さんは仕事をしてはいけないんです。
大工さんがいなければ、仕事にならないので、現場もお休み。

ということで、17日は全休なのです。
東京の会社も、どうように、休みを決めていますので、
休み。ということでした。

いやー、一人で怒り狂っていました。

じゃんじゃん。



追伸

一つだけためになる話をしておきますね。

小柄な魔女が断崖の端に立っていました。
深い谷を隔てて向かい側にはハゲタカがいました。
ハゲタカは魔女に向かって叫びました。

「私がいるこっち側においでよ」

魔女は深い谷を見下ろし、そしてハゲタカを見て答えました。
「私はそんなに遠くに飛べないよ」

ハゲタカは言いました「君はネガティブな感情で自分に負けているんだ」
僕は今ポジティブ思考の本を書いているんだけど、
もし、君が正しい態度をとっていたら何でもできることを証明できるよ。

ハゲタカは、ポジティブな考えを持てば、どんな問題も解決
できないことはないことを一生懸命話しました。

魔女は彼が言ったことを真剣に一言一句聞き入っていました。

「自分はできると言い聞かせてごらん、そして勇気を出してやってみるんだ!」

魔女は、自分を信じ、勇気を振り絞り、興奮しながら
「わかった!やってみる。いくわよ!」
彼女は、少し後ろに下がり、助走をつけ走り、地面を
全力でけって谷を飛び越えました。

そして、彼女は、深い険しい谷に落ちていきました。

ハゲタカは、断崖の端によって谷に落ちていく姿が
点になるまで見つめていました。そして、つぶやきました。

「ああ、本にもう一章つけたそう。自分の足の筋肉を鍛える
ことの章を・・・」

ビジネスの筋肉鍛えていますか?

2010年8月12日木曜日

無駄なものは切り捨てろ

平です。

もしあなたにやりたいアイデアが
山のようにあったとしても

すべてを同時に行おうとしてはいけません。

全部を同時に成功させようなんて無理です。

時間も、資源も、人材も足りません。

そもそも一つのことを満足に行うことも
決して楽なことではありません。

やりたいことを全部同時に10個行う?

そんなことは無理です。諦めてください。

成功をするためには、他にやりたいことを
犠牲にしなければならない場合もあるのです。

頭の中ではどんなに素晴らしく
思えるアイデアも

実現しようとすると
思ったほど実用的なアイデアでは
なかった、なんてこともよくあります。

実際に素晴らしいアイデアだった場合は
後にとっておけばいいのです。

そして今目の前にある
あなたが一番優先させるべきだと
思うことを全力で実行するのです。


世の中の多くのものは無駄なものを
省くことで改善されます。

映画監督は完成度の高い映画をつくるために
よいシーン容赦なくカットします。

ミュージシャンは最高のアルバムをつくるために
コンセプトに合わない曲を切り捨てます。

作家は最高の本を書きあげるために
余分な段落をカットします。

その一部分だけはよかったとしても
全体のクオリティをより高くするために
一部を思い切って捨てるわけです。

私も本を出版する時は

「完成度の高い、分かりやすい」本にするために
余分だと思う章を思い切りカットします。

そうすることで冗長な部分が消え去り
さらに完成度の高い本が出来上がるのです。

いいですか?

人生の時間は限られています。

やりたいことをすべて行うことは
不可能です。

あなたが何を一番行いたいのか?
何をすることを最も求められているのか?


そのことを真剣に考え、
一番必要なものを最優先で行うのです。

2010年8月10日火曜日

アイデアは逆境から生まれる

平です。

世間はもうお盆ムードらしいですが、
我々ビジネスマンには休んでいる
暇などありません。

あなたは旅行に行く時でも
常にビジネスについて
考えを巡らせていますか?

さて、
「時間がない、お金がない
人がいない、経験がない」


こんな泣き言をいう人がよくいますが、
愚痴はもうやめてください。

逆境というものには
チャンスが隠れています。

物が足りないということは

無駄がないということですし、

「独創的なアイデアを考えなければならない」
という場を与えられているようなものです。

よく映画で、囚人が脱獄するために
とんでもないアイデアを思いつくのを
見たことがありませんか?

囚人たちは限られた物資の中で
武器や道具を作り上げるわけです。

難しい状況だからこそ
普段は思いつかないような
アイデアが生みだされるのです。

例えば俳句や短歌などの日本の
文化なども字数に制限がありますよね。

詩の世界というものは韻を踏んだり
様々な制限がありますが、

だからこそ素晴らしい作品が
生まれるのではないかと思うのです。


私もエルハウスを立ち上げた時は
お金もなく、人もいませんでしたが

チラシをひたすら送り続けただけで
お客様を集めました。

成功するためには、たくさんの資金や
人材は必要ありません。


今でも私の会社は一つのプロジェクトにつき
1、2人の社員しか人を割り振っていません。

そうすれば一人一人の人間が創造的な
アイデアを生み出さなければならない
場を与えることができ、

最小限の投資で最大限の成果を期待することが
可能になるのです。

さあ、あなたも「~が足りない」と嘆く前に

「今の状況で何が可能なのか」、ということに

ついて頭を振りしぼって考えてください。

2010年8月9日月曜日

本当にそれが必要ですか?

平です。

今日からまた
自分でビジネスを始めようと
思っている方のための
アドバイスをします。

あなたが新しく事業を始めたいなら
以下の質問をじっくりと考えてみてください。


10人の社員が必要ですか?
それとも2,3人で十分ですか?

あなたは本当に5億円が欲しいですか?

それとも5千万、もしくは5百万でも
いいのではないでしょうか?

そこ計画に本当に半年も必要ですか?
2か月で済むのではないですか?

あなたの会社には大きな事務所が必要ですか?
アパートの一室でもいいのではないですか?

大きな倉庫が必要ですか?
小さな貸倉庫、もしくは完全に外注に任せますか?

宣伝をするのに広告代理店に大金を払う必要がありますか?
それとももっと少ない予算で宣伝する方法はありませんか?

商品をつくるのに自社の工場を建てる必要がありますか?
それとも他人に委託しますか?

会計士は必要ですか?
それとも経理ソフトを使って自分でやりますか?

IT部門が必要ですか?
それとも外注に任せますか?

カスタマーサポート専任の社員を雇いますか?
自分で全て対応しますか?

実店舗が必要ですか?
オンラインでも売れるのではないですか?

豪華なデザインの名刺や、社用箋、
お金のかかったチラシが必要ですか?

事業が大きくなればその必要も出てくるでしょう。
しかし、最初は必要ありません。

私も会社が倒産して、自分で事業を始めた時は
全て自分でやりました。

小さな事務所を構え、電話対応すら自分で行うのです。

世界の名だたる大企業も全てはそこから始まったのです。

あなたにだってそこから成功することは可能なのです。

2010年8月5日木曜日

笑っている場合じゃないね


今日世界報道写真展を見てきました。

一言でいって、すごい・・・。です。

これが私たちが知らない世界の真実なんだ、と感じました。
平日の昼間なのに、写真展は満員です。
こういう世界があることを知り、自分たちにはなにが
できるのかを、考えなければいけないですね。

私たちは、ビジネスの世界で生きているので、
お金を儲けなければなりません。

そのお金をどう使うか、社会にどう還元するのか?
本当に考えさせられました。

私の工務店の棟梁が言いました。

「俺たちは造りたい家を作り、故郷の土に還る。それだけだよ」

心に染み入る言葉です。

大工さんたちは、大工さんのできることを精いっぱいやる。

私たちは、私たちのできることを一生懸命にやる。
それだけなんです。