2010年8月30日月曜日

余分なものは削ぎ落とせ

というタイトルの日記を書きます。

これはぜい肉を落とすとか、
そういう話ではありません。

私の体はすで削ぎ落とされて
完全に引き締まっています。

ここで耳が痛い、とかいう方は
毎日トレーニングをしてください。


さて昔よく、
「カリスマシェフが
落ちぶれた料理屋を繁盛店に立て直す」

みたいな番組が流行っていましたよね。
(最近もありますか?
テレビは見ないのでよく分かりませんが)

そんなテレビ番組に出てくる
閑古鳥が鳴いているレストランに共通の大きな問題は

多分「料理の品数が多すぎる」、ということだった
気がします。

店のオーナーは出来るだけ多くの数の料理を出すことが
店の魅力を上げることだと考えているのですが、

大体の場合その考えは裏目に出てしまうのです。

そこでカリスマシェフが最初に行うことは

メニューの絞り込みです。

30種類ある品目を10品程度に絞り込むのです。

現在あるメニューをもっと美味しいものにするのは
後回しです。

それよりも先に余分なものを削ぎ落とすのが先です。

そして残ったものを磨きあげます。

そうやって
素晴らしい10品の料理をつくりあげるのです。


これをビジネスにもたとえてみましょう。

問題が起こったときの従来の対処法は、問題に対して
力を注ぐことです。

人を、時間を、お金を、その問題へ注ぎ込みます。

そして結果は、問題がより大きくなるだけです。

正しい対処法とは、反対のことをすることです。

そこに割り当てる力を削減するのです。

そうすれば思ったより痛手を負わないで済みます。

実際、それで状況が上手くいく場合もあります。

困難な状況に直面することで、
本当に優先すべきものが理解でき
業務が上手くいったりします。


もし締切をどんどん伸ばして、予算を増やし続けて
いるのなら気をつけてください。

きっと止まらなくなりますから。

事が大きくなりすぎて、
止めることができなくなる前に、

予算や人員を増やすことが本当にいいことなのか、

もう一度よく考えてください。

問題に直面したときに

あえて予算を削るという方法
よく覚えておいてください。

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